藤ノ木古墳

藤ノ木古墳

藤ノ木古墳は、奈良県斑鳩町にある6世紀後半の築造と推定される直径48m、高さ9mほどの円墳で被葬者は不明。石室内からは鳳凰、象、鬼面などの透彫を施した見事な金銅製の馬具が出土し、石室に収められた家形石棺内からは金銅製の冠や履(くつ)、太刀など豪華な副葬品や、2体の埋葬者が確認されています。

斑鳩地方の豪族の墓と推定される6世紀後半の円墳

畿内では前方後円墳の造営が終わりに近づいた6世紀後半の築造。
往時には墳丘裾に円筒埴輪も並んでいました。

法隆寺西院伽藍の西方350mほどに位置し、史跡公園として整備されています。
古墳は埋め戻されており、内部の見学はできません。
出土遺物は奈良県立橿原考古学研究所に保管され、金銅製馬具などのレプリカは、古墳の南側200mほどに位置する「斑鳩文化財センター」で常設展示。

被葬者は大王クラスではなく、聖徳太子の叔父で蘇我馬子に暗殺された穴穂部皇子(あなほべのみこ)と、宣化天皇の皇子ともされる宅部皇子(やかべのみこ)の合葬説も有力だが定かでありません。

藤ノ木古墳
藤ノ木古墳出土の鞍金具前輪
藤ノ木古墳
金銅製履
藤ノ木古墳
名称 藤ノ木古墳/ふじのきこふん
所在地 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西2-1795
関連HP 斑鳩町公式ホームページ
電車・バスで JR法隆寺駅から奈良交通バス法隆寺方面行きで8分、法隆寺門前下車、徒歩10分
ドライブで 西名阪自動車道法隆寺ICから約3.5km
駐車場 なし
問い合わせ 斑鳩町教育委員会事務局生涯学習課 TEL:0745-74-1001
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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