猿沢池

猿沢池

奈良県奈良市の奈良公園にある周囲360mの池が猿沢池(さるさわのいけ)。猿沢池から眺めた興福寺の五重塔は、奈良でもっとも人気のある景色で、「猿沢池月」 は、室町時代に誕生した南都八景のひとつ。池はもともと興福寺が行なう『放生会』(ほうじょうえ)の放生池として天平21年(749年)に造営された古代の人工池です。

池越しの興福寺五重塔は、絵になる風景

池から眺める興福寺五重塔は、天平2年(730年)、藤原不比等(ふじわらのふひと)の娘、光明皇后が建立したという天平時代の奈良のシンボルタワー。
その後、5回の焼失再建を経て、現在の塔は室町時代の応永33年(1426年)頃に建てられたもの。
南都八景の「猿沢池月」(さるさわいけのつき)は、上空にかかる月を愛でる情景で、現在は中秋の名月に 『采女祭』(うねめまつり/春日大社末社・采女神社の例祭)が執り行なわれています。
面白いのは、その建設位置は創建当時から変わっていないこと。
猿沢池から眺めた場合、塔を配置するベストポイントは現在地しかないというのは、多くのカメラマンに共通の感想なのです。
しかも室町時代の塔(50.8m)は、江戸時代以前には日本一の高さを誇ったという見事な塔(現在は江戸時代初期に建築の東寺54.8mに次いで木造では日本で2番目に高い塔)。
猿沢池の北岸には猿沢池園地が整備されていますが、池越しに興福寺五重塔を眺める絶景ポイントは南岸です。

猿沢池、興福寺五重塔は通年ライトアップされているので、絵葉書的な風景では物足りない人はぜひ、幻想的な夜景をご覧あれ。
興福寺は「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されています。

ちなみに猿沢池から南にまっすぐ伸びる道が、古代の都市計画で敷かれた上ツ道(伊勢街道)。
中ツ道、下ツ道とともに奈良盆地を南北に縦断する道が築かれた奈良時代の官道。
中世以降は、伊勢街道としても機能しました。

名称 猿沢池/さるさわのいけ
所在地 奈良県奈良市登大路町
関連HP 奈良市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR奈良駅から奈良交通バス市内循環で5分、県庁前下車すぐ。近鉄奈良線奈良駅の東改札口からすぐ
ドライブで 京奈和自動車道木津ICから約6.4km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 奈良公園事務所 TEL:0742-22-0375
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

興福寺・五重塔

興福寺の国宝に指定される五重塔は、730(天平2)年、興福寺を創建した藤原不比等(ふじわらのふひと)の娘・光明皇后(聖武天皇の皇后)が創建したもの。度重なる兵火のため焼失し、現在の塔は1426(応永33)年に再建されたものと伝わります。国宝

 

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