石上神宮

石上神宮

奈良県天理市に陵墓のある崇神天皇の御代(4世紀)に創建されたと伝わる古社が、石上神宮(いそのかみじんぐう)。布留明神(ふるみょうじん)とも称し、ヤマト王権を支えた物部氏一族を祀る神社で、『古事記』、『日本書紀』にも記載される古社です。

『古事記』、『日本書紀』にも記載される古社

大和から伊勢へと抜ける幹線道(現在の国道25号)の大和盆地の入口という重要な場所に位置していますが『日本書紀』に記された神宮は、伊勢の神宮と石上神宮の2社だけ。
桜井へと南下する「山辺の道」の天理側起点ともなっています。

祭神の布都御魂大神(つのみたまのおおかみ)は、ご神体である布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)に宿る神霊。
神武天皇東征の折、この神剣が大和平定を助けたと伝えられています。
古代豪族・物部氏の氏神で、一帯はヤマト王権の武器庫だったとも推測できます。

平安時代編纂の『延喜式神名帳』には「大和国山辺郡 石上坐布留御魂神社」と記載され、名神大社(みょうじんたいしゃ=国家祭祀である名神祭の対象となる神々を祀る神社)に列せられています。

もともと本殿はなく、拝殿奥の禁足地に神宝が眠ると伝えられていましたが、明治7年に禁足地を発掘したところ、数々の大刀や鏡、玉類などが出土。
神剣もそのひとつで現在は神宝を奉斎するために建築された本殿に祀られています。
白河天皇が新嘗祭を行なう皇居の神嘉殿を拝殿として下賜したという伝承のある拝殿は、実際には鎌倉時代の築だと推測され、国宝。
楼門前の石段上に建つ摂社・出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)の拝殿も国宝で、神社建築としては最古のもの。
内山永久寺(天理市杣之内町にあった寺で現在は廃寺)の鎮守社・住吉神社拝殿を大正時代に移築したもので、正安2年(1300年)の建立。

神社に伝わる七支刀(しちしとう)も国宝です。
文保2年(1318年)築の楼門は、国の重要文化財。

石上神宮近くにある「天理市トレイルセンター」は、黒塚古墳など山の辺の道周辺の史跡を紹介。

石上神宮
摂社・出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)の拝殿も国宝
石上神宮
名称 石上神宮/いそのかみじんぐう
所在地 奈良県天理市布留町384
関連HP 石上神宮公式ホームページ
電車・バスで JR・近鉄天理線天理駅から徒歩30分、または、タクシーで10分
ドライブで 名阪国道天理東ICから約2km
駐車場 第1駐車場(20台/無料)、第2駐車場(50台/無料)、第3駐車場(80台/無料)、第4駐車場(50台/無料)
問い合わせ 石上神宮 TEL:0743-62-0900/FAX:0743-63-3124
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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