「女人高野」として有名な奈良県宇陀市の室生寺(むろうじ)。安置される美しい仏像でも知られますが、弥勒菩薩立像(重文)を安置するのが金堂前庭に建つ弥勒堂(みろくどう)です。入母屋造り(いりもやづくり)、杮葺き(こけらぶき)、3間四方の建物は鎌倉時代の築で国の重要文化財。
安置される釈迦如来坐像は国宝
元々は南向きに建っていたものを室町時代に東向きに変え、江戸時代初期にも改築されています。
弥勒堂の本尊は、本尊弥勒菩薩立像(重文)ですが、その横に釈迦如来坐像を安置していますが、作風から平安時代前期(9世紀)のものと推測され、国宝。
修験道の開祖である役小角(えんのおづぬ)・神変大菩薩(じんべんだいぼさつ)像が安置され、室生寺も役行者霊蹟札所(えんのぎょうじゃれいせきふだしょ=役行者ゆかりの三十六寺社の霊場巡礼)のひとつとなっています。
室生寺・弥勒堂 | |
名称 | 室生寺・弥勒堂/むろうじ・みろくどう Muroji Temple,Mirokudo Hall |
所在地 | 奈良県宇陀市室生78 |
関連HP | 室生寺公式ホームページ |
電車・バスで | 近鉄室生口大野駅から室生寺前行きバス終点下車、徒歩5分 |
ドライブで | 名阪国道針ICから約16km |
駐車場 | 室生寺駐車場(100台/有料) |
問い合わせ | 室生寺 TEL:0745-93-2003/FAX:0745-93-2057 |
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