奈良県生駒郡斑鳩町にある国の史跡、中宮寺跡を歴史公園として整備公開したのが、中宮寺跡史跡公園。現在、中宮寺は、400m西の法隆寺東伽藍夢殿の東隣にありますが、江戸時代初期に移転したもの。貴重な飛鳥時代創建の古代寺院跡2.8haを史跡公園として整備し、平成30年5月に公開。
史跡公園の休憩所からは「斑鳩三塔」を眺望
聖徳太子ゆかりの寺、中宮寺の創建場所が中宮寺跡。
聖徳太子が母、穴穂部間人皇后(あなほべのはしひとこうごう)のために建立した宮殿を尼寺に改めたのが始まりと伝えられます(中宮寺は国宝の半跏思惟像で有名)。
敷地は東西126m、南北190m〜220mの台形で、ほぼ中央には土壇状の高まりがあり、発掘調査の結果、南半分が三重塔で、北半分が金堂の基壇である四天王寺式伽藍配置であることが判明。
公園整備によって周囲の塀跡は歩道となり、判明した三重塔、金堂の基壇には自然石の礎石で位置が表示されています。
さらに、移転後に水田や南東部にため池が築かれた歴史を示すため、その形跡も残されています。
公園内の休憩所3ヶ所のうち、1ヶ所からは法隆寺、法起寺、法輪寺の「斑鳩三塔」を眺める場所になっており(残りの2ヶ所は法隆寺、法輪寺の2塔を視認)、斑鳩散策の休憩ポイントにも絶好。
中宮寺跡史跡公園にはコスモスが植栽され、例年10月中旬~11月上旬頃に見頃を迎えます。
中宮寺跡史跡公園 | |
名称 | 中宮寺跡史跡公園/ちゅうぐうじあとしせきこうえん |
所在地 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺東2-7 |
関連HP | 斑鳩町観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 西名阪自動車道法隆寺ICから約3km |
問い合わせ | いかるがの里観光案内所法隆寺iセンター TEL:0745-74-6800 |
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