奈良県磯城郡田原本町にある、弥生時代の巨大な環濠集落の遺跡、唐古・鍵遺跡の出土品を展示するミュージアムが、唐古・鍵考古学ミュージアム。唐古・鍵遺跡史跡公園で復元された「楼閣の描かれた第47次調査で出土した絵画土器のも展示されています。
唐古・鍵遺跡を起点に弥生時代を学ぶ
第1展示室は「唐古・鍵の弥生世界」、第2展示室が「弥生の美・形・技」、第3展示室が「唐古・鍵の周辺遺跡と唐古・鍵弥生集落、その後 /埴輪の世界」に分かれています。
「唐古・鍵の弥生世界」では、「最盛期の唐古・鍵ムラ」を1/1000の模型にし、2000年前の原風景、ムラ周辺に展開する水田や墓地など唐古・鍵ムラの生活領域を再現。
弥生時代のムラを取り巻く環境、食文化、祈り、交流と戦いをテーマに展示しています。
唐古・鍵遺跡の出土品は、重要文化財に指定されていますが、第2展示室「弥生の美・形・技」では、そのなかから楼閣を描いた絵画土器、ヒスイ勾玉などすぐれた優品をシンボル的に展示。
唐古・鍵ムラの人たちの高度な文化レベルを体感することができます。
唐古・鍵遺跡史跡公園の復元楼閣の高さは12.5mの2階建てで、4本の柱は直径50cmのヒバ材を使用しています。
このモデルとなった土器片が展示されていますが、土器に描かれた屋根の上の逆S字状の3本の線は「渡り鳥」だろうと解釈され、復元楼閣では、木製の鳥が東西両面 にそれぞれ3羽ずつ設置されています。
第3展示室では、弥生時代から古墳時代への移行、唐古・鍵遺跡の周辺遺跡や、桜井市纒向遺跡について詳細に解説。
唐古・鍵考古学ミュージアム | |
名称 | 唐古・鍵考古学ミュージアム/からこ・かぎこうこがくみゅーじあむ |
所在地 | 奈良県磯城郡田原本町阪手233-1 |
関連HP | 田原本町公式ホームページ |
電車・バスで | 近鉄田原本駅から徒歩20分 |
ドライブで | 京奈和自動車道三宅ICから約5km |
駐車場 | 240台/無料(複合施設のため共用) |
問い合わせ | 唐古・鍵考古学ミュージアム TEL:0744-34-7100 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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