熊山遺跡

熊山遺跡

岡山県赤磐市奥吉原、岡山市東区、備前市との市境に位置するの熊山(509m)の山上にある仏教遺跡が熊山遺跡。奈良時代前期に築造された石積み3段のピラミッド型の遺跡のため「熊山ピラミッド」ともいえるような様相で、岩盤に基壇(きだん)を築き、その上に3段の石積みを構築しています。

修験道で栄えた熊山の山上に、3段のピラミッドが!

熊山遺跡
ピラミッドの前には鐘楼跡も

熊山周辺では33ヶ所にも及ぶ石積遺構が確認されていますが、そのうちでも最大のものが熊山遺跡。
基壇は、一辺が12m弱、1段目が7.7m〜8m、2段目が5m〜5.4m、3段目が3.3m~3.6mで、3段目の頂部中央には方形の竪穴が設けられています。

竪穴には陶製筒形容器(とうせいつつがたようき)と奈良三彩小壺(ならさんさいこつぼ)が納められていました。

熊山遺跡に類似した遺構としては、天平神護3年に東大寺の僧・実忠が築いたと伝えられる奈良市高畑の「頭塔」(ずとう)、大野寺(大阪府堺市、元・土塔町公園)境内に行基が建立したという瓦葺きの「土塔」(どとう)が有名。
熊山遺跡の塔とともに、日本三大ピラミッドともいえるような遺跡です。

熊山遺跡はいつ、誰が築いたのかは定かでありませんが、一帯がも、その出土品から頭塔や土塔と同様に奈良時代前期の仏塔と推測されています。
熊山には、天平勝宝5年(753年)、請われて日本に来た鑑真(がんじん)が大宰府(だざいふ)から平城京に向かう途中、熊山に霊気を感じ、帝釈山霊山寺を創建したという伝承もあり、中世には修験道(熊山修験道)で栄た地です。
熊山遺跡の「ピラミッド」の前には鐘楼跡がありますが、廃寺となった霊山寺のもの。
このことからも仏塔であった可能性が高まるのです。

熊山山頂駐車場から熊山神社 (児島高徳の旗立岩 ・ 腰掛岩)、熊山の天然杉、猿田彦神社を経由して1km、20分ほど。
熊山遺跡管理棟の南にある展望台へは、熊山遺跡から徒歩10分。
晴れていれば、瀬戸内海越しに屋島まで眺望できます。

熊山遺跡
名称 熊山遺跡/くまやまいせき
所在地 岡山県赤磐市奥吉原
関連HP 赤磐市公式ホームページ
電車・バスで JR熊山駅からタクシーで30分
ドライブで 山陽自動車道和気ICから
駐車場 35台/無料
問い合わせ 赤磐市熊山遺跡管理棟 TEL:086-966-6310
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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