双門の滝

双門の滝

奈良県吉野郡天川村(てんかわむら)を流れる弥山川に懸る落差70mの巨瀑が、双門の滝(そうもんのたき/地形図は双門滝)。数段に分かれた段瀑ですが、日本の滝百選にも選定。双門の滝に至る登山道ルートは超上級者コース(弥山・八経ヶ岳登山の最上級コース)のため、一般の人の観賞には不向きです。

滝を眺めることができるのは山のエキスパートだけ

通常のアプローチは、弥山川に沿って遡行の後、裏双門と呼ばれる岩尾根に登りつめ、双門テラスから眺めるものですが、雨天は遡行禁止。
さらに鎖や鉄製の梯子が30本以上も架けられた岩場を登るという難路です(ザンギ平を経て、やがて双門の滝上流部で弥山登山道と合流)。

双門テラスに至る登山道の険しさ、双門テラスに立たなければ見ることができないことから、幻の滝とも呼ばれています。
大峰山系で、最も事故の多いルートで、滑落事故も多いため、安易な気持ちでは近寄らないように。

奈良県内にある「日本の滝百選」選定の滝は、双門の滝のほか、不動七重の滝(下北山村)、笹の滝(十津川村)、中の滝(上北山村)の4瀑で、関西では兵庫県と並ぶ名瀑の県になっています。

双門の滝
名称 双門の滝/そうもんのたき
所在地 奈良県吉野郡天川村北角
関連HP 天川村公式ホームページ
問い合わせ 天川村総合案内所 TEL:0747-63-0999
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
不動七重の滝

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