明治44年製造の「長崎電気軌道168号」(元九州電気軌道23号)が特別運行|2024

長崎電気軌道が保有する路面電車の車両、長崎電気軌道160形電車(168号)は、明治44年5月の製造。明治時代に製造された車両が、現役で活躍するという希少な車両です。令和6年は10月11日(金)に運行されましたが、11月16日(土)の長崎電気軌道「開通記念の日」にも運行予定となっています。

令和6年11月16日(土)の「開通記念の日」に特別運行

もともとは九州電気軌道(現・西日本鉄道)の23号としてデビューし、北九州市内で活躍していた路面電車です。

昭和17年に5社合併で西鉄北九州線となり、その後、福岡市内線に転属。
昭和34年2月に長崎電気軌道に譲渡され、長崎市内で活躍していた長崎に住む年配の人にとっては馴染のある車両です。

昭和43年12月1日のワンマン運行開始までは第一線で活躍し、昭和48年2月頃までは、朝ラッシュ時の増発として使用されていましたが、それ以降は第一線を退き、イベントなどで活用されています。

現在は6月10日の路面電車の日、10月14日の鉄道の日記念イベントとして、長崎の町に姿を表しています(車掌が乗務しツーマン運行を実施)。
令和6年は6月7日(金)、10月11日(金)に運行されましたが、11月16日(土)の長崎電気軌道「開通記念の日」にも運行予定となっています。
運賃の支払いにICカードは使えません。

路面電車であると同時に、九州電気軌道時代はスピードが要求される都市間電車としての運行が行なわれたため、車輪直径が838mm(一般車両は660mm)と大型に設計されています。

明治44年製造の「長崎電気軌道168号」(元九州電気軌道23号)が特別運行|2024
開催日時 2024年11月16日(土)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
長崎市電(長崎電気軌道)

長崎市電(長崎電気軌道)

長崎県長崎市内で長崎市電(路面電車)を走らせるのが長崎電気軌道。地元では親しみを込めて「電車」、「電鉄」と呼ばれています。本線、桜町支線、大浦支線、蛍茶屋支線、赤迫支線の5路線、1号・3号・4号・5号の4系統が運転されています。観光的には「

 

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