吉乃川・酒造資料館瓢亭

吉乃川・酒造資料館瓢亭

新潟県長岡市摂田屋にある老舗の酒蔵が吉乃川。敷地との間に、「殿様街道」の別名もある旧三国街道が貫いています。その歴史は古く、戦国時代、天文17年(1548年)の創業(当時は若松屋)というから、当地が「醸造のまち」になるずっと以前のこと。敷地内には予約で見学が可能な「酒造資料館瓢亭(ひさごてい)」があります。

戦国時代に創業の老舗酒造の資料館を予約で見学

吉乃川のルーツとなる若松屋が操業した天文17年(1548年)は、ちょうど長尾景虎(後の上杉謙信)が春日山城に入り、家督を相続した年。
以来、470余年間にわたって越後伝統の酒を醸し続けています。

使用する仕込み水は、敷地内から湧き出る伏流水。
別名「天下甘露泉」ともいわれる軟水で、ミネラル分を多く含んでおり、さらりとした味わい。
また米どころ越後にあって、蔵人自らが育てた「蔵人栽培米」(酒造好適米の五百万石)を使用するなど、常に品質維持にこだわっています。

敷地内の「酒造資料館瓢亭」では、往時の酒造りの道具や資料を展示、酒の試飲や販売も行なっていますが、完全予約制。
平成17年発足の「NPO法人醸造の町摂田屋町おこしの会」の事務局も置かれています。

吉乃川・酒造資料館瓢亭
名称吉乃川・酒造資料館瓢亭/よしのがわ・しゅぞうしりょうかんひさごてい
所在地新潟県長岡市摂田屋4-8-12
関連HP吉乃川公式ホームページ
電車・バスでJR宮内駅から徒歩12分
ドライブで関越自動車道長岡ICから約9.7km。または、長岡南越路スマートICから約6.9km。北陸自動車道中之島見附ICから約14.8km
駐車場5台/無料
問い合わせ吉乃川 TEL:0258-35-3000/FAX:0258-36-1107
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
辻地蔵(道しるべ地蔵)

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