白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区

白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区

長野県白馬村の東山(小高い丘陵が連なる東側のエリア)にある集落で、かつて善光寺・戸隠詣での往来で栄えた善光寺街道柄山峠越え(からやまとうげごえ)途中に位置したのが青鬼(あおに)。棚田の広がる59.7haの地区が国の重伝建である「白馬村青鬼伝統建造物群保存地区に指定されています。

善光寺・戸隠詣での往来で栄えた集落

白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区

青鬼集落の多くの屋根はトタンで覆われてはいるが、江戸時代から明治期に建築された茅葺き屋根の民家15棟が建ち並び、北アルプス白馬連峰(唐松岳〜鹿島槍ヶ岳)を眺望する美しい棚田、お善鬼様伝承の青鬼神社、向麻石仏群、阿弥陀堂石仏群、江戸時代に築かれた水路など伝統的な農村景観を色濃く残しています。

青鬼集落東側には石垣によって守られる200枚の青鬼の棚田が広がり、江戸時代末期に岩盤を削って造られた青鬼堰が現役で使われています。
集落には縄文時代中期・後期の善鬼堂遺跡・番場遺跡もあるのでこの地が古代から拓かれた場所であることがわかります。
青鬼神社の創始も大同元年(806年)、岩戸山に祀られたことに溯るという古社。
集落内にある明治末築の旧降籏家は「お善鬼の館」として再生され、公民館的に活用されています。

また水を利用した小型の米搗き(こめつき)装置である「ガッタリ」も復元。
添水唐臼(そうずからうす/添水=ししおどし)で、ししおどしの石を打つ部分に杵を取り付けて、米など搗いたもの。

白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区
復元された「ガッタリ」

善光寺街道柄山峠越え

千国街道(糸魚川街道、松本街道)から分岐する善光寺街道(善光寺参詣道、善光寺古道)は、柄山峠越え、柳沢峠越え、夫婦岩越えの三筋あり、昭和初期まで使われていました。
そのうち、もっとも北に位置するのが柄山峠越えで、青鬼〜野平(山を越えた南側の集落)〜柄山峠〜落合〜西京という順路で、鬼無里(きなさ)に抜けました。
柄山十三曲りと呼ばれる山道を登り、鬼無里へと山を越えたのです。

名称 白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区/はくばむらあおにでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく
所在地 長野県北安曇郡白馬村北城
ドライブで 長野自動車道安曇野ICから約57km。上信越自動車道長野ICから約50km
駐車場 集落入口公共駐車場(有料)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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