169系S51編成静態保存

69系S51編成

長野県埴科郡坂城町(さかきまち)、しなの鉄道坂城駅前にあるのが、169系S51編成静態保存。昭和43年に国鉄・信越本線の難所、横川駅~軽井沢駅間を走る電車として登場、急行「信州」、「志賀」としてユン用された急行用電車で、しなの鉄道で利用された後、平成28年5月25日に坂城駅に入線。

急行「信州」として碓氷峠越えで活躍した車両

69系S51編成
しなの鉄道で現役時代の69系S51編成

昭和38年10月1日のダイヤ改正で、上野駅~長野駅に165系8両の急行電車(長野まで電化完成)が投入され、第1~第4「信州」、第1〜第2「志賀」、「とがくし」の7往復の電車急行が誕生しました。
後に碓氷峠の峠越えのスピードアップを図るため、EF63形電気機関車との協調運転が可能な169系が増車されましたが、保存されているのはその車両です。

12両編成で、5号車にビュッフェ(サハシ169)を連結するという今では考えられない豪華仕様の急行電車で、列車旅の全盛期、そして急行全盛時代の列車です。
「信州1号」は上野駅9:47発、長野駅13:42着と、軽井沢まで2時間45分、長野まで4時間近くかかる汽車旅を楽しむことができました。

日本各地で見ることができた湘南色の急行型電車でしたが、その後、優等列車の座を譲り、地域に密着したローカル列車として活躍、しなの鉄道でも運用されましたが、平成28年4月29日のラストランをもって現役引退、坂城駅で余生を送っています。

静態保存される169系S51編成静態保存は、しなの鉄道カラーではなく、湘南カラーに復刻され、懐かしい電車急行全盛期の歴史を今に伝えています。

169系S51編成静態保存
名称 169系S51編成静態保存/165けいえす51へんせいせいたいほぞん
所在地 長野県埴科郡坂城町坂城6405
関連HP 坂城町公式ホームページ
電車・バスで しなの鉄道坂城駅からすぐ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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