毎年9月13日、滋賀県長浜市高月町の乃伎多神社(のぎたじんじゃ)で秋の大祭『モロコ祭』が行なわれます。村の子供たち(モロコ=現在は高校生)が浦安の舞を奉納し、町内の安全、豊作、子供たちの成長を祈願します。子供たちが競って川のモロコを捕り、神前に供えたことから「諸戸(諸子)の祭」の名があります。
諸児(もろこ=すべての子供)の成長を祈念
モロコのルーツは諸児(もろこ=すべての子供)で、氏子の稚児の健やかなる成長を祈ったもの。
乃伎多神社の創建年代は不詳ですが、平安時代編纂の『延喜式神名帳』に記載される古社。
祭神は、安曇連(あづみのむらじ)の祖・天造日女命(あまつくるひめみこと)と、誉田別命(ほんだわけのみこと)。
一帯は父塚古墳など物部古墳群と呼ばれる古墳群もあり、琵琶湖から日本海へと通じる交通の要衝で古代から栄えた地であることがわかります。
阿閉(あつじ)という地名は安曇の転訛ともいわれ、安曇郷の鎮守ということになります。
戦国時代、賤ヶ岳の合戦で社殿を焼失。
現在の社殿は寛政9年(1797年)の再建です。
乃伎多神社『モロコ祭』|長浜市 | |
開催日時 | 毎年9月13日 |
所在地 | 滋賀県長浜市高月町東阿閉 |
場所 | 乃伎多神社 |
電車・バスで | JR高月駅から徒歩35分。または、タクシーで10分 |
ドライブで | 北陸自動車道小千谷城ICから約5km、木之本ICから約7km。 |
問い合わせ | 長浜観光協会 TEL:0749-82-5909 |
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