大瀬崎展望台

九州の最西端に位置する五島列島・福江島の大瀬崎。東シナ海の荒波に削られた高さ150m、約20kmにも及ぶ海触崖で、とりわけ断崖突端に建つ白亜の大瀬埼灯台と、東シナ海に沈む夕日は見事。半島先端の大瀬山(249.3m)の山頂直下に位置し、車道も通じているのが大瀬崎展望台です。

大瀬埼灯台と大瀬崎断崖を一望にする展望地

福江島の南東部に細長い半島状に岬が伸び、その先端が大瀬崎です。
展望台は大瀬山から南に続く尾根上の一画に位置し、駐車場横には展望デッキも設けられています。

大瀬崎の山頂にある無線電信所は、日露戦争時に日本海海戦の発端となった「敵艦見ゆ」の第一報を受信した歴史を有しています。

また、第2次世界大戦(太平洋戦争)では、南方戦線に赴いた多くの兵士が大瀬崎を日本の地の見納めとしたため、昭和53年に大瀬山の山頂(山頂直下の駐車場から徒歩)に鎮魂碑と長崎平和祈念像で知られる北村西望(長崎県出身)作の『祈りの女神像』が築かれています。

9月中旬〜10月初旬にかけて、この大瀬崎展望台や大瀬山山頂ではハチクマ(クマタカに似た姿でハチを主食とする性質を持つタカ)の渡りを観察することが可能です。
日本に飛来したほとんどのハチクマが五島列島(大瀬崎)を経て大陸に渡るため、運が良ければ夜明けとともに始まる「大陸への飛び立ち」を観察できるというわけなのです。

大瀬崎展望台
名称 大瀬崎展望台/おせざきてんぼうだい
Osezaki Observatory
所在地 長崎県五島市玉之浦町玉之浦
関連HP 五島市公式ホームページ
ドライブで 福江空港から37.5km。福江港から約36.7km
駐車場 15台/無料
問い合わせ 五島市観光協会 TEL:0959-72-2963/FAX:0959-74-3215
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材協力/内閣府

 

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