宝永4年(1707年)に完成した門で、平戸城では唯一現存する門が北虎口門。二の丸の搦手(からめて=裏側)を守る北虎口門ですが、山鹿流築城法で縄張りされた際に、隣接する地蔵坂櫓(昭和の復興)とともに北側に移動しています。乾櫓(いぬいやぐら)脇には脇虎口 という非常用の隠し門も設置され、防備が強化されています。
平戸城で唯一現存する往時の門
北虎口門は、石垣と石垣の間に門を渡す櫓渡し門の様式で、名前の通り攻防の拠点となる虎口(こぐち)になっています。
北虎口門から本丸に上がる階段には上下2段に設けられた二重の狭間が配されています(現在は上の白塀部分の狭間が失われています)。
実は塀の外側はすぐ外郭と海で、ここが平戸城にとっての弱点だったからです。
平戸城・北虎口門 | |
名称 | 平戸城・北虎口門/ひらどじょう・きたこぐちもん |
所在地 | 長崎県平戸市岩の上町1529 |
関連HP | 平戸城公式サイト |
電車・バスで | JR佐世保駅から西肥バス平戸行きで1時間10分、市役所下車、徒歩10分 |
ドライブで | 西九州自動車道佐世保みなとICから約36km |
駐車場 | レストハウス駐車場(50台/無料)・亀岡公園グラウンド駐車場(20台/無料) |
問い合わせ | 平戸城 TEL:0950-22-2201/FAX:0950-23-3759 |
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