長崎県壱岐市芦辺町、海女の里(あまのさと)として知られる壱岐島・八幡浦の海際に祀られている6体の地蔵尊がはらほげ地蔵。六道すべての世界(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)に現れて衆生を救う六道地蔵ですが、潮が満ちてくると頭まで海中に没するという不思議な光景に。
満潮時には六道地蔵が海に没する
いつ、誰が、何のために祀ったかは定かでありませんが、海難事故で亡くなった海女の供養、沿岸捕鯨時代に鯨の供養のため、疫病退散祈願のために祀られたという説があります。
「はらほげ地蔵」というユニークな名の由来は地蔵の胸掛の中が丸くえぐられているためなのだとか。
この穴は、供物が波で流されないための工夫だと推測できます。
地元では、春秋の彼岸明け、旧盆の15日に各家で参拝する習わしがあるほか、旧暦10月24日が『はらほげ六地蔵十夜供養』となっています。
もともとは現在の八幡漁港にありましたが、漁港の整備で現在地に遷され、地元、八幡まちづくり協議会などが維持管理しています。
近くには「うにめし食堂 はらほげ」があり、名物の「うにめし」、生うにぶっかけ定食、さざえ丼定食などが味わえます。
はらほげ地蔵 | |
名称 | はらほげ地蔵/はらほげじぞう |
所在地 | 長崎県壱岐市芦辺町諸吉本村触1342 |
関連HP | 壱岐市観光連盟公式ホームページ |
ドライブで | 芦辺港から約6km |
問い合わせ | 壱岐市観光連盟 TEL:0920-47-3700 |
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