大井宿

大井宿

岐阜県恵那市の恵那市街地にある中山道の宿場が大井宿。大井宿は中山道六十九次のうち、江戸から数えて46番目の宿場町。美濃十六宿では、もっとも賑わった宿場です。大井宿・本陣跡は、堂々たる正門と樹齢300年を超える老松が、昔を偲ばせています。

本陣の正門と老松に往時を偲ぶ

JR恵那駅前を東西に通る旧中山道を東方(信州・江戸方面)へ歩くと中山道の浮世絵陶板がはめこまれた大井橋が架かり、橋を渡ると古い宿場町が残されています。
文化2年(1805年)刊行の『木曽路名所図会』にも、大井橋が大きく描かれています。
町並みは大井橋から上宿の高札場(復元されています)までの6町半(870m)で、直角に屈曲する枡形(ますがた)が6ヶ所と多いのが特徴。

宿場の北の外れ、菅原神社近くには大井宿石仏群があります。
中山道と岩村街道との分岐点に建ち、大井宿の有力な商家であった「ひし屋」(古山家)は現在「中山道ひし屋資料館」として公開され、見学が可能。
また恵那駅の南には中山道広重美術館があります。

大井宿〜大湫宿(おおくてじゅく/瑞浪市)区間の中山道は未舗装区間など、往時の道が残される場所もあり、散策にも絶好です。

画像協力/恵那市観光協会

『木曽路名所図会』大井橋
『木曽路名所図会』に描かれる大井橋
大井宿
名称 大井宿/おおいしゅく
所在地 岐阜県恵那市大井町
関連HP 恵那市公式観光サイト
電車・バスで JR恵那駅から徒歩10分
ドライブで 中央自動車道恵那ICから約1kmで市営恵那駅西駐車場
駐車場 市営恵那駅西駐車場(100台/30分まで無料、以降有料)
問い合わせ 恵那市観光協会 TEL:0573-25-4058
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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