長崎県壱岐市郷ノ浦町、壱岐島の西端部、渡良半島先端の牧崎公園にある海蝕洞が鬼の足跡。大鬼・デイが鯨をすくい捕るために踏ん張ってできた足跡だと伝えられる壱岐島屈指の景勝地で、もう片方の足跡は勝本から渡船で渡る辰ノ島の蛇ヶ谷にあります。牧崎公園には「微笑むゴリラ岩」もあります。
伝説の巨人・デイの足跡という伝承が
郷ノ浦港から車で20分足らずというアクセスも便利な牧崎公園。
天然芝が広がるのどかな岬の先端が、高さ30mほどの海食崖で、そこにあるのが奇観・鬼の足跡。
鬼の足跡は、直径53m、周囲110mの玄武岩海蝕洞で、壱岐島が火山島である証しにもなっています。
春分、秋分の日には、夕日が鬼の足跡の横穴から差し込む幻想的な景観を得ることが可能。
NPO法人日本洞穴探検協会の「日本百名洞」(洞穴探検歴40年以上の探検家らを中心とした21人が選定)にも選出されています。
大鬼・デイは、日本の各地で伝承される巨人・ダイダラボッチのことと推測できます。
でいだらぼっち、でいらんぼう、デイラボッチなど各地で呼称も異なっています。
壱岐の民話『大男デイ』に「大むかし、デイという大男がいて、玄界灘に泳ぐ鯨を、ふんどしの前だれで、一度に3頭をすくった」といわれていますが、国境の島・壱岐の伝説の巨人・デイが全国へと伝わったという可能性もあります。
鬼の足跡(牧崎公園) | |
名称 | 鬼の足跡(牧崎公園)/おにのあしあと(まきさきこうえんない) |
所在地 | 長崎県壱岐市郷ノ浦町渡良東触1796 |
関連HP | 壱岐市観光連盟公式ホームページ |
ドライブで | 郷ノ浦港から約6.7km |
駐車場 | あり |
問い合わせ | 壱岐市観光課 TEL:0920-48-1130 |
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