弘法山公園

神奈川県秦野市街の東側に、浅間山（196m）、権現山（243.3m）、弘法山（235m）と小さなピークが連なる標高200mほどの丘陵地帯が弘法山公園。秦野駅や鶴巻温泉駅を起点とすれば手頃なハイキングで到達できる公園です。尾根には桜が植栽され、「千本桜」と呼ばれる花見の名所に。関東の富士見百景にも選定。

散策気分でミニ縦走が楽しめる

権現山と弘法山を結ぶ尾根筋は、馬場道とも呼ばれていますが、戦前は近在の農家がこの山上の平坦地で草競馬を楽しんだこともあるのだとか。
2000本を越える桜が植栽され、開花期には『秦野桜まつり』を開催。
かながわの景勝50選、かながわの探鳥地50選、かながわの花の名所100選にも選定されています。

最高点の権現山（243.3m）は、神仏習合時代に白山妙理権現が祀られていたことがその名の由来で、山頂には野鳥観察所も設けられています。

弘法山は空海（弘法大師）が山頂で修行したという伝承がありますが、麓の龍法寺が往時に真言宗で、その修行の場だった可能性が大（龍法寺は戦国時代に曹洞宗に転じています）。

弘法山の北西山腹には羊が放牧される「めんようの里」があり、「ジンギスカンレストランの木里館」が営業。