岡山県岡山市北区にある犬養毅生家(いぬかいつよしせいか)と生家に隣接する県立の記念館が犬養木堂記念館(いぬかいぼくどうきねんかん)。大正から昭和にかけて「憲政の神様」といわれた宰相で、木堂は犬養毅の雅号。館内では、書簡や演説の模様を収録したテープ、遺品などを展示公開しています。
「憲政の神様」犬養毅の生涯を紹介
昭和6年12月、 内閣総理大臣となり、 犬養内閣を組閣。
その後、浜口雄幸を首相とする内閣が、ロンドン海軍軍縮条約を締結したことに軍部が反発し、昭和7年5月15日、いわゆる5・15事件で、青年将校らによって暗殺された犬養毅。
「話せばわかる」に対し、「問答無用、撃て」という暴挙で、大正デモクラシーといわれた政党政治は衰退し、「挙国一致内閣」と称する内閣が誕生し、中国進出など国際的孤立、戦争への道を突き進んでいます。
犬養家は庭瀬藩(にわせはん=現在の岡山県岡山市北区庭瀬に藩庁を置いた藩)の大庄屋や郡奉行を務める家柄の旧家で、安政2年4月20日(1855年6月4日)、大庄屋・郡奉行を務めた犬飼源左衛門の次男として生誕。
犬養木堂記念館では隣接する生家(旧犬養家住宅)とともに犬養毅の功績を顕彰しています。
瀬戸内海をイメージした白砂を敷いた日本庭園も併設。
犬養毅生家(旧犬養家住宅)は、正徳年間(1711年~1715年)の築で、岡山県南部の代表的な民家建築として国の重要文化財に指定。
信仰が厚かったといわれる吉備津神社前には銅像も立っています。
画像協力/岡山県観光連盟
犬養毅生家・犬養木堂記念館 | |
名称 | 犬養毅生家・犬養木堂記念館/いぬかいつよしせいか・いぬかいぼくどうきねんかん |
所在地 | 岡山県岡山市北区川入102-1 |
関連HP | 犬養木堂記念館公式ホームページ |
電車・バスで | JR庭瀬駅からタクシーで5分。またはJR岡山駅から岡電バス庄パークヒルズ行きで15分、川入下車、すぐ |
ドライブで | 岡山自動車道岡山総社ICから約8km |
駐車場 | 30台/無料 |
問い合わせ | 犬養毅生家・犬養木堂記念館 TEL:086-292-1820/FAX:086-292-1825 |
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