神代の鬼の穴

岡山県真庭市神代、国道181号沿いにある鍾乳洞が、神代の鬼の穴(こうじろのおにのあな)。3kmほど離れた「日本の滝百選」・神庭の滝近くにある神庭の鬼の穴と通じているという伝説の穴で、国道脇にあるため手軽に探勝できます。

洞内には戊辰戦争時、西園寺公望の落書きも

鍾乳洞の入口は幅4m、高さ10mほどで、奥へは50mほど侵入できます。
センサーが感知し、20分間電灯が点灯する仕組みで、自由に見学が可能。
途中で電灯が切れている可能性もあるので、懐中電灯持参が無難です。

洞内には幕末の戊辰戦争(ぼしんせんそう)の際、官軍の山陰道鎮撫総督(さんいんどうちんぶそうとく)を務め、薩長の兵を率いた西園寺公望(さいおんじきんもち)が勝山に泊まったときに刻んだ壁書(落書き)が残されています。

「鬼の穴」は岡山県央地方で鍾乳洞を意味する言葉で、鬼の根城を連想してのネーミングです。
真庭市神庭から神代にかけは石灰岩地帯(カルスト)で、鍾乳洞が各所に。

神代地区、神代の鬼の穴少し南側には、神代四季桜(こうじろしきざくら)と呼ばれ、春(4月上旬~4月中旬)のほか、秋(10月下旬~12月中旬)にも花を咲かせる桜があります。

神代の鬼の穴
名称 神代の鬼の穴/こうじろのおにのあな
所在地 岡山県真庭市神代
関連HP 真庭観光局公式ホームページ
電車・バスで JR中国勝山駅からタクシーで15分
ドライブで 米子自動車道久世ICから約16km
問い合わせ 真庭市勝山振興局 TEL:0867-44-2607
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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