隠岐武良祭風流|隠岐の島町

隠岐武良祭風流

西暦奇数年の10月19日、島根県隠岐の島町で『隠岐武良祭風流』(おきむらまつりふうりゅう)が行なわれます。隠岐・島後の隠岐の島町中村地区の八王子神社に鎮座する日神と一之森神社の月神を祭場で引き合わせるという日月陰陽和合の祭事。日神・月神の御神体を1丈4尺4寸(4mほど)の竿を頭上に捧げて御幸します。

西暦奇数年の10月19日に大祭

水若酢神社の祭礼風流(西暦偶数年5月3日)、玉若酢神社の御霊会風流(毎年6月5日)とともに「隠岐の三大祭り」に数えられています。

建久4年(1204年)、鎌倉幕府が佐々木定綱(ささきさだつな=近江国の佐々木荘を本拠とし、源頼朝の側近として仕えて出世)を隠岐守護職に任じた際、天候不順で困窮した隠岐に、故国の近江国(現・滋賀県)から日月の神々を勧請して日神を元屋の八王子神社に、月神を中村の常楽寺(現在、月神は中村の一之森神社に鎮座)に奉斎し、日月陰陽和合の祭事を執り行なったところ、人畜は無病息災、五穀は豊作なったことに由来するという歴史ある祭事。

日天月天の出会いから日月祭とも呼ばれ、昔は隔年の旧暦9月19日に行なわれていましたが、今は10月19日、隔年で大祭が行なわれています。

平安時代中期に作られた辞書『和名類聚抄』(わみょうるいじゅしょう)に武良郷(むらのごう)という地名が記載されることから、武良祭と称しています。

隠岐武良祭風流|隠岐の島町
開催日時 西暦奇数年の10月19日
所在地 島根県隠岐郡隠岐の島町中村
場所 八王子神社・一之森神社
電車・バスで 西郷港からタクシーで30分
ドライブで 西郷港から約16km
問い合わせ 隠岐の島町教育委員会 TEL:08512-2-2126/FAX:08512−2−0619
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
御霊会風流

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