イチの里 仲原遺跡

イチの里 仲原遺跡

沖縄県うるま市、伊計島(いけいじま)にある縄文時代晩期~弥生時代前期(沖縄貝塚時代中期)の集落跡がイチの里仲原遺跡(いちのさとなかばるいせき)。沖縄県最大の竪穴式住居跡で、国の史跡に指定されています。海岸には近年まで使われていた自然湧水・犬名河(インナガー)がありますが、縄文の昔もこの湧水を生活用水に使っていました。

伊計島にある沖縄貝塚時代の集落跡

昭和10年の簡易水道敷設まで、島民は崖を下って犬名河の水をくみに通ったのだとか。
犬名河の名は、旱魃(かんばつ)の際に、崖の下から水に濡れた犬が上ってきたのを見た農夫が、不思議に思い、崖を下って発見したことに由来するのだとか。

仲原遺跡一帯は、遺跡発見以前はサトウキビ畑でしたが、昭和53年、土地改良事業の事前の発掘調査で23棟の竪穴住居跡が発見。
それによって沖縄における縄文時代晩期の集落の様子がわかってきたのです。
15号住居は遺跡で発掘された最大の住居跡で、炉が切られていることから集落の中心的な建物だったと推測できます。

土地改良地内にありましたが、住民の協力により保護され、昭和62年〜平成8年度の10年をかけて整備され、竪穴式住居を復元。
仲原遺跡の竪穴住居は、よく見ると本州の竪穴住居とは異なり、住居の壁の基礎部分に琉球石灰岩を積み上げ、その上に屋根を葺き上げています。
琉球石灰岩の壁は、夏に風通しがよく、冬に温かい構造。
仲原遺跡は伊計島の中心にありますが、風を避けるために周囲を自然林で囲んでいました。

ちなみにイチの里と呼ぶのは、伊計島が沖縄本島で「イチハナリ」(一番離れた島)と呼ばれたことから。

名称 イチの里 仲原遺跡/いちのさと なかばるいせき
所在地 沖縄県うるま市与那城伊計1972
ドライブで 沖縄自動車道沖縄北ICから約28km
駐車場 2台/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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