電信屋(元海底電線陸揚室)

電信屋(元海底電線陸揚室)

沖縄県石垣市、石垣島・屋良部半島に明治30年に建設された電信施設が電信屋。沖縄本島や日本本土、台湾との通信に利用された軍用海底電信線の中継基地の跡で、軍用だけでなく、一般公衆用通信にも使用されました。建物は、戦争を物語る貴重な史跡として「元海底電線陸揚室」との名称で石垣市の文化財に指定されています。

石垣島にある海底電線陸揚室の跡

電信屋(元海底電線陸揚室)

明治28年の日清戦争勝利(下関条約)で台湾の領有が始まり、明治29年に鹿児島と沖縄本島の間に、次いで明治30年5月に沖縄本島から石垣島を経て台湾との間、そして石垣島~西表島間に海底電信線が敷設されました。
当初は陸軍省の管理でしたが後に逓信省に移管され、一般公衆用通信にも使用。

石垣島(当時の八重山郡大川村)には明治30年7月1日、八重山通信所が設置され(9月に八重山電信局に改称、明治31年11月に郵便業務を包括して八重山郵便電信局に改称、明治36年に八重山郵便局に)、一般公衆電報取扱いが開始され、明治から戦時下に至るまで現役で使われました(現在は海底光ケーブルが敷設されています)。
太平洋戦争ではアメリカ軍の攻撃対象にもなり、現存するコンクリートの廃墟には無数の弾痕が残されています。
廃屋となった施設跡の横には海底電信線の陸揚げ地であることを記念した電信屋記念碑も立っています。

地元で「デンシンヤー」と呼ばれる電信屋に隣接して美しいビーチもありますが、電信屋までの道はダートなので、レンタカーを利用の場合は運転は慎重に。

名称 電信屋(元海底電線陸揚室)/でんしんやー(もとかいていでんせんりくあげしつ)
所在地 沖縄県石垣市崎枝
ドライブで 石垣空港から約24km
駐車場 5台/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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