ゆいレール

ゆいレール

那覇空港駅(沖縄県那覇市)とてだこ浦西駅(浦添市)を結ぶ全長17.0kmの沖縄都市モノレールの運営する跨座式モノレール(日本跨座式)がゆいレール。軌道法による軌道のため、「沖縄県内で現存している唯一の鉄道路線」にもなっています。

日本の鉄道で最南端の駅、最西端の駅も!

戦前の沖縄では、沖縄電気軌道の路面電車や沖縄県営鉄道、沖縄人車軌道(後の沖縄馬車軌道)、糸満馬車軌道などが敷設されますが、沖縄戦の戦禍、バス路線の発達、アメリカの治世下で戦後は鉄道が廃絶されていました。

本土復帰後、新しい交通システムの導入で都市モノレールの敷設が決定し、平成15年8月10日、那覇空港〜首里が開業。
令和元年10月1日に首里〜てだこ浦西が延伸開業しています(令和最初の鉄道路線延伸)。

先頭車両には、床面を200mm高くしたクロスシートの展望席が設置されているので、観光目的ならまずはこの席を目指しましょう(ほかは通勤電車のようなロングシートです)。
最大勾配は儀保駅〜首里駅間の60‰(パーミル)。

「1日フリー乗車券」、「2日フリー乗車券」をゆいレール各駅で発売。
那覇市歴史博物館(県庁前駅から徒歩1分)、福州園(県庁前駅から徒歩7分)、対馬丸記念館(県庁前駅から徒歩15分)、那覇市立壺屋焼物博物館(牧志駅から徒歩12分)、那覇市伝統工芸館(美栄橋駅、牧志駅から徒歩5分)、玉陵(たまうどぅん/首里駅から徒歩15分)、沖縄県立博物館・美術館(おもろまち駅から徒歩5分)などの施設が割引になる特典があります。

普通鉄道における日本最南端の駅は西大山駅(JR指宿枕崎線)、日本最西端はたびら平戸口駅(松浦鉄道西九州線)ですが、鉄道事業法の鉄道は、レールの上を走る普通鉄道のほか、ケーブルカー(鋼索鉄道)、モノレール(懸垂式鉄道・跨座式鉄道)、ゴムタイヤ鉄道(案内軌条式鉄道)、トロリーバス(無軌条電車)が含まれるため、ゆいレール(沖縄都市モノレール)赤嶺駅が日本最南端の駅、那覇空港駅は日本最西端の駅ということになります。
那覇空港に近い沖縄都市モノレールの敷地内には、入館無料の「ゆいレール展示館」があり、1階でゆいレール関連の展示、2階には戦前の沖縄を走っていた軽便鉄道関連の紹介もあり、鉄道ファンが訪れています。

ゆいレール
名称 ゆいレール/ゆいれーる
所在地 沖縄県那覇市・浦添市
関連HP ゆいレール公式ホームページ
問い合わせ ゆいレール TEL:098-859-2630
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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