長谷の棚田と並び、大阪府下に2ヶ所しかない「日本の棚田百選」選定の棚田。千早赤阪村にある棚田で、楠木正成の戦いの地として知られる下赤阪城跡から眼下に見ることができます。稲穂が垂れる秋には黄金色に輝く棚田を目当てに多くのカメラマンが集まります。千早赤阪中学校を目標にアプローチを。
室町時代に耕作された棚田は、今も昔ながらの景観を保っている!
南北朝時代の軍記物語『太平記』に、「かの赤坂の城と申すは、東一方こそ山田の畔、重々高く、少し難所の様なれ、三方はみな平地に続きたるを・・・」と記される歴史ある棚田が下赤阪の棚田。
とすれば、少なくとも室町時代にはこの地には棚田が築かれていたことに。
7.4ha、平均勾配1/6という急勾配の棚田で(平均勾配1/20以上が棚田)、250枚ほどの規模です。
田植えは5月下旬頃(早乙女による田植えのイベントも実施)、9月上旬にはヒガンバナが開花。
稲刈りは例年10月上旬〜中旬に行なわれています。
棚田内には入ることができません。
電気柵が設置されているのはイノシシの被害から田を守るため。
地元農家で構成する「下赤阪棚田の会」を結成し、棚田の保全に尽力しています。
休耕田には、ジャガイモやサツマイモ、コスモスが植栽されています。
マナーを守って見学を。
棚田にはトイレ、駐車場がないので注意が必要
棚田にはトイレがないので道の駅「ちはやあかさか」を利用。
下赤阪の棚田、下赤坂城址には駐車場がないので、富田林市消防署千早赤阪分署の南隣にある駐車場を利用(消防分署は駐車不可です)。
満車の場合は千早赤阪村民運動場の駐車場を利用。
千早赤阪村立中学校の校庭の通行も厳禁です。
千早赤阪村と大阪府では、「千早赤阪村農の活性化プロジェクト」により、「棚田オーナー制度」を実施。
下赤阪棚田の会が主催し、大阪府南河内農と緑の総合事務所耕地課(TEL0721-25-1131)が窓口になっています。
また毎年11月第2土曜には棚田に3000個の灯ろうを並べる「棚田夢灯り」と、村の農産物や農産物加工品などを直売する「収穫祭」を一つにした、『金剛山の里 棚田夢灯り&収穫祭』を開催。
千早赤阪村は「棚田はいたるところにある」(観光関係者の話)というわけで、道の駅「ちはやあかさか」では、「村まるごと!! 棚田カレー」も用意されています。
棚田の部分は黄緑色のスナップエンドウで、田の水をカレールーで表現しています。
下赤阪の棚田 | |
名称 | 下赤阪の棚田/しもあかさかのたなだ |
所在地 | 大阪府南河内郡千早赤阪村森屋 |
関連HP | 千早赤阪村公式ホームページ |
電車・バスで | 近鉄長野線富田林駅から金剛バスで赤阪中学校前、または、消防分署前下車、徒歩10分 |
ドライブで | 阪和自動車道美原南ICから約14km |
駐車場 | 消防署横駐車場・千早赤阪村民運動場を利用 |
問い合わせ | 千早赤阪村観光協会 TEL:0721-72-1447/FAX:0721-72-1880 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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