大分県中津市、奥耶馬渓の猿飛千壺峡(耶馬渓猿飛の甌穴群)の下流600mあたりに位置する峡谷が魔林峡(まばやしきょう)。水流により石や砂が同じところをで回転、浸食して生まれる巨大な甌穴(おうけつ=ポットホール)が、さらに浸食されて崩壊し、ゴルジュ(gorge=フランス語で喉)状の幅の狭い峡谷となったもの。
石橋、念仏橋から峡谷を眺望
魔林峡から上流、猿飛千壺峡(国の天然記念物「猿飛甌穴群」)まで続く遊歩道と展望台が整備されています。
峡谷に架かる石橋、念仏橋(昭和3年架橋のアーチ橋)からもその景観を目にすることができます。
初代の橋は、地元草本地区にある浄土真宗の寺、教順寺の上原宣正住職が明治10年に架けた木橋で、木橋から恐る恐る峡谷を眺め、「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)と念仏を唱えながら渡ってもらう、つまりは念仏を広めるために付けた名前とのこと。
下流側の駐車場(国道212号沿い)から念仏橋まで徒歩5分(380m/途中2ヶ所に展望所)、猿飛の甌穴群まで万葉歌碑ロードで徒歩5分(350m)。
魔林峡 | |
名称 | 魔林峡/まばやしきょう |
所在地 | 大分県中津市山国町草本 |
関連HP | 中津市公式ホームページ |
ドライブで | 大分自動車道日田ICから約20km、玖珠ICから約30km |
駐車場 | 12台/無料 |
問い合わせ | 中津市山国支所地域振興課 TEL:0979-62-3111 |
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