大分県杵築市、城下町・杵築(杵築市北台南台伝統的建造物群保存地区)の風情ある坂道のひとつが、飴屋の坂。美しく屈曲するので、被写体としても絶好。白っぽい石畳は、雨降りの夜に白く浮かび上がり、雨夜が飴屋に転訛したという説もあります。
屈曲する坂道は記念撮影にも絶好
谷町通り(町家)から南台武家屋敷の裏丁へと通じる40mほどの坂道で、杵築城下では珍しく、岩鼻の坂とともに「く」の字形に屈曲。
急傾斜で屈曲しているのは、坂を上った先に南台武家屋敷があるため、防御を意識してのことと推測できます。
坂の下に、飴屋があったのが坂の名の由来とする説もありますが、定かでありません。
飴屋の坂を上った南台には、中根長右衛門(現・中根邸)、大原勘七らが住む南台家老丁のほかに、藩主の菩提寺・養徳寺へ通じる本丁を中心に、松・竹・梅の3小路、裏丁に面して平井一郎左衛門、石田源介など100石取以上の奉行職を務めた上級武士らが住んでいました。
幕末期に描かれたと推測される南台本丁通りの絵図『南台本丁武家屋敷町筋図』によれば土塀と門で囲われた武家屋敷らしい道路景観が形成されていたのです。
飴屋の坂 | |
名称 | 飴屋の坂/あめやのさか |
所在地 | 大分県杵築市杵築 |
関連HP | 杵築市観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 大分空港道路杵築ICから約3.3kmで観光客用駐車場 |
駐車場 | 観光客用駐車場を利用 |
問い合わせ | 杵築市観光協会 TEL:0978-63-0100 |
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