サイトアイコン ニッポン旅マガジン

高麗の里・巾着田

高麗川が蛇行し巾着(きんちゃく)の形になっているから名付けられたのが巾着田。直径500m、広さ22haの平地で、昔は水田として使われていました。現在は高麗の里(こまのさと)として園地化され、春のレンゲと桜、初夏のハナショウブ、秋のコスモスなどが咲く憩いの場。なかでも9月中旬〜10月中旬のヒガンバナ(曼珠沙華)は圧巻。

秋には500万本のヒガンバナ(曼珠沙華)が咲く

コスモス咲く巾着田と日和田山
巾着田の中央には水車小屋も

500万本が咲くヒガンバナ(曼珠沙華)は日本屈指の群生地。
まさに一面を覆いつくす真っ赤な花は実に見事で、被写体にも絶好。

高麗川をドレミファ橋で渡る奥武蔵自然歩道も通り、高麗峠・宮沢湖や日和田山へのハイキングも楽しめます(巾着田がもっとも巾着の形に見えるのが日和田山山頂です)。

一帯は、巾着田曼珠沙華公園として整備され、トラス構造の木造人道橋としては日本一の長さを誇る「あいあい橋」が、高麗川に架かり、展望台や水車小屋も設置され、夏は水遊びも楽しめます。

また、9月〜10月中旬・年末年始を除いてキャンプ、バーベキューも可能。

高麗の里・巾着田
名称高麗の里・巾着田/こまのさと・きんちゃくだ
所在地埼玉県日高市高麗本郷
関連HP巾着田公式ホームページ
電車・バスで西武池袋線高麗駅から徒歩15分
ドライブで圏央道狭山日高ICから約8.5km
駐車場巾着田駐車場(200台/有料)
問い合わせ巾着田管理事務所 TEL:042-982-0268/FAX:042-982-0586
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

巾着田曼珠沙華まつり|日高市|2024

2024年9月18日(水)~10月2日(水)9:00~16:30、埼玉県日高市の巾着田曼珠沙華公園(きんちゃくだまんじゅしゃげこうえん)で『巾着田曼珠沙華まつり』を開催。500万本もの曼珠沙華(ヒガンバナ)が一面真っ赤に咲き誇ります。『第6

古代、埼玉は帰化人の先進文化が花開いていた

7世紀の朝鮮半島は高句麗(こうくり、コグリョ)、新羅(しらぎ、シルラ)、百済(くだら、ペクチェ)の三国時代でしたが、唐の強い干渉、侵略を受け、百済と高句麗は滅亡。日本(当時の呼称は倭国)に逃れた高句麗遺民は、武蔵国に高麗郡(後の埼玉県高麗郡

高麗駅

埼玉県日高市武蔵台1丁目にある、西武鉄道池袋線の駅が、高麗駅(こまえき)。高麗の里・巾着田や、日和田山ハイキングコースの玄関駅で、曼珠沙華の開花期などには賑わいます。帰化人の里だった高麗郷に由来する歴史的な地名で、西武鉄道屈指の難読駅名にな

奥武蔵自然歩道

埼玉県飯能市・日高市・入間郡毛呂山町、天覧山と鎌北湖を結び、奥武蔵のなだらかな丘陵地帯を歩く、全長11kmのハイキングコースが、奥武蔵自然歩道。四季を通してファミリーでも楽しく歩くことができます。全コースを歩くと所要6時間で、西武池袋線の飯

ドレミファ橋

埼玉県日高市の巾着田を形成して大きく蛇行して流れる高麗川(こまがわ)に架る歩行者専用の潜水橋(沈下橋)がドレミファ橋。現在の橋は「彩の国みどりの基金」を使い平成22年9月に完成した木橋で、高麗丘陵のハイキングにも活用できる橋となっています(

高麗郷古民家(旧新井家住宅)

帰化人のふるさとと呼ばれる日高市高麗本郷にある古民家。巾着田を望む小高い場所に位置し、背後の屋敷林、道沿いの石垣なども現存しています。江戸時代末〜明治時代前半築の主屋、明治39年築の客殿、南土蔵、北土蔵、納屋があり、国の登録有形文化財に指定

高麗神社

現在の日高市は、古代、帰化人が先進の文明を伝えた土地。日高市が高麗の里(こまのさと)とも呼ばれているのは、716(麗亀2)年5月16日に高麗郡(こまのこおり)を置いたことに由来しています。その歴史を今に伝える神社が巾着田近くに鎮座する高麗神

モバイルバージョンを終了