埼玉県行田市本丸、水城公園となった忍城跡(続日本100名城)にあるミュージアムが行田市郷土博物館・忍城御三階櫓。本丸という地名が示すとおり往時には忍城の本丸があった地で、観光天守として昭和63年に建てられた忍城御三階櫓の内部が博物館になっています。最上階からは行田市街を一望に。
埼玉古墳群、忍城、行田の足袋産業に注目!
行田市は、古からの歴史を有する町で、埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)に代表される古代、忍城の城下町・日光裏街道(館林道)の宿場として栄えた中世~近世、明治以降の基幹産業で昭和初期にピークを迎えた足袋作り(現在でも全国シェアの約半数を生産)をメインに、古代、中世、近世、足袋という4テーマで行田の歴史と文化を解説しています。
「中世の行田」コーナーでは、平成24年公開の映画『のぼうの城』(主演・野村萬斎)で一躍有名になった天正18年(1590年)の忍城水攻めの経緯、石田堤を築いた石田三成の戦術を学ぶことができます。
「古代の行田」コーナーでは、埼玉県では唯一、そして古墳群としても西都原古墳群(さいとばるこふんぐん・/宮崎県)、岩橋千塚古墳群(和歌山県)に続き、国内3件目の国の特別史跡となった埼玉古墳群の重要性がよくわかります。
「足袋と行田」コーナーでは、明治・大正時代に機械化が進み、そして昭和に生産の最盛期を迎えた行田の足袋産業を、実際に使用していた道具や、足袋の商標を印刷したラベルのコレクションなどから知ることが可能。
展示室入口は、足袋屋の店先を模した、瓦屋根の造りです。
行田市郷土博物館・忍城御三階櫓 | |
名称 | 行田市郷土博物館・忍城御三階櫓/ぎょうだしきょうどはくぶつかん・おしじょうごさんかいやぐら |
所在地 | 埼玉県行田市本丸17-23 |
関連HP | 行田市教育委員会公式ホームページ |
電車・バスで | 秩父鉄道行田市駅から徒歩15分。または、JR吹上駅から朝日バス前谷経由行田車庫行きで忍城下車すぐ |
ドライブで | 東北自動車道羽生ICから約14.5km。または、加須ICから約17.5km |
駐車場 | 第1駐車場(30台/無料)・第2駐車場(20台/無料) |
問い合わせ | 行田市郷土博物館 TEL:048-554-5911 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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