権現堂桜堤

権現堂桜堤

幸手市を流れる中川の長さ1kmにわたる堤に1000本のソメイヨシノが植栽され、開花期には実に見事。暴れ河川として恐れられた旧権現堂川に天正4年(1576年)頃に築かれた堤。県営権現堂公園が整備され、3月下旬〜4月上旬には『幸手桜まつり』が開催されています。しかも堤の隣には、菜の花が作付けされ、菜の花と桜のコラボも。

江戸を守った堤防に植えられた桜の名所

江戸時代には、幸手の堤が切れると江戸の町は水浸しになるといわれ、大切に管理されていました。
江戸時代には度々決壊し、イチョウや松などが堤防保護に植えられましたが根付くことはありませんでした。

桜が初めて植栽されたのは第一次大戦のさなかの大正5年のこと。
昭和63年からは周辺の農地に菜の花が植えられ、春には桜とともに菜の花が咲くという美しい景観が出現しています。
現在、県営権現堂公園は、多目的運動広場の1号公園、歴史と文化と緑の3号公園、幸手権現堂桜堤の4号公園に分かれて開園しています。

現在では「NPO法人幸手権現堂桜堤保存会」が結成され、歴史ある桜堤を保護しています。『幸手桜まつり』期間中は、堤には100店あまりの露店も出店。

権現堂桜堤
名称権現堂桜堤/ごんげんどうさくらづつみ
所在地埼玉県幸手市内国府間
関連HP幸手市観光協会公式ホームページ
電車・バスで東武日光線幸手駅から徒歩30分
ドライブで東北自動車道久喜ICから約9km
駐車場権現堂公園駐車場を利用(内国府間北交差点横が第1駐車場/国道4号沿い)
問い合わせ幸手市観光協会 TEL:0480-43-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
行幸湖(権現堂調整池)

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