埼玉県川越市の東部にある埼玉県内最大、関東地方でも印旛沼に次ぐ広さの自然沼が伊佐沼(いさぬま)。南北800m、東西が200mほどの沼で、南北朝時代の文和・正平年間(1346年~1370年)に伊佐氏がため池にしたことが名の由来。沼の西側に川越市が管理する風致公園、伊佐沼公園が整備されています。
7月には古代蓮が見頃に
昭和初期まで隅田川の支流となる新河岸川(しんがしがわ)の源流でしたが、現在では九十川の源流に。
沼は伊佐沼代用水路(入間川の萱間堰から取水)で給水されています。
旧赤間川にある伊佐沼堰(農業用水の取水堰)は、土木学会の土木遺産に登録されています。
第二次大戦の際、北半分を食料増産のために干拓したため、規模が半分になっています。
冬の間は水が抜かれ沼底があらわに。
沼の西側の伊佐沼公園には、フィールドアスレチック「伊佐沼冒険の森」、芝生広場、多目的広場、野外ステージ、じゃぶじゃぶ池、駐車場などが整備され、桜の名所にもなっています。
また伊佐沼北岸に「伊佐沼の蓮を咲かそう会」が古代蓮を生育させ、見学用のデッキもつくられています。
江戸時代には蓮見物に藩主も訪れるほどだったとかで、絶滅の危機に瀕していた古代蓮を再生させ、地道に、精力的にその復活を目指しているのです。
伊佐沼周辺田園環境保全組合も組織され、環境保全に取り組んでいます。
夏休みには『小江戸川越花火大会』の会場となり、賑わいをみせます。
名称 | 伊佐沼公園/いさぬまこうえん |
所在地 | 埼玉県川越市伊佐沼沼田町584 |
関連HP | 川越市公式ホームページ |
電車・バスで | 西武本川越駅 、東武・JR川越駅から西武バスで伊佐沼冒険の森下車、徒歩7分 |
ドライブで | 関越自動車道川越ICから約7km |
駐車場 | 200台/無料 |
問い合わせ | 川越市公園整備課 TEL:049-224-5965 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag