埼玉県所沢市にある所沢航空記念公園にあるのが航空発祥の地碑。所沢航空記念公園は、明治44年開設された所沢陸軍飛行場の跡地で、戦後、米軍に接収された後、公園になったもの。航空自衛隊入間基地で使われた「C-46中型輸送機(天馬)」が静態保存される脇に航空発祥の地碑が立っています。
日本初の航空機専用飛行場を記念する碑
日本におけるエンジンを使った初の動力飛行は、陸軍代々木練兵場(現・代々木公園)において明治43年12月11日〜20日に実施され、日野熊蔵大尉のグラーデ機、徳川好敏(とくがわよしとし)大尉のファルマン機が初飛行に成功、代々木公園には「日本航空発始の碑」が立っています。
明治44年4月1日、日本初の飛行場として誕生した所沢陸軍飛行場では、明治44年4月5日、徳川好敏(とくがわよしとし)大尉が操縦するフランス製複葉機アンリ・ファルマン機が高度10m、飛行距離800m、飛行滞空時間1分20秒の試験飛行を行なっています。
つまり、所沢航空記念公園がある場所が、日本初の飛行場(中央の放送塔から西へ続く沈床茶園一帯が滑走路の跡/開設時は400m)ということに。
埼玉県入間郡所沢町(現・所沢市)が選ばれたのは、起伏が少なく、落雷の危険が少ないから。
また東京都心にも比較的に近いという利点もあったのでしょう。
大正元年、川越近辺でおこなわれた陸軍大演習では、初めて飛行機と飛行船が導入され、所沢陸軍飛行場からブレリオ機などが飛び立ちました。
所沢航空記念公園 | |
名称 | 所沢航空記念公園/ところざわこうくうきねんこうえん |
所在地 | 埼玉県所沢市並木1-13 |
関連HP | 所沢航空記念公園公式ホームページ |
電車・バスで | 西武新宿線航空公園駅から徒歩すぐ |
ドライブで | 関越自動車道所沢ICから約7km |
駐車場 | 南駐車場(140台)、東駐車場(161台)、北駐車場(194台)、記念館横駐車場(85台)/無料 |
問い合わせ | 所沢航空記念公園管理事務所 TEL:04-2998-4388/FAX:04-2995-4278 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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