妙音沢

妙音沢

埼玉県新座市を流れる荒川水系黒目川の支流が妙音沢。急斜面の雑木林から大沢、小沢の2本の清冽な清水が湧き出し、環境省の「平成の名水百選」に選定されています。一帯の3.3haは、妙音沢特別緑地保全地区に指定され、木道が整備されるなど環境保全が図られています。

大沢、小沢から清冽な水が湧き出す

妙音沢

武蔵野台地の東端に位置し、崖線(がいせん)からの湧水が沢となって流れるのが妙音沢。
沢沿いには、多摩川がつくり出した広大な扇状地の礫層(ローム層の下層)に由来する円礫(えんれき)も露出しています。
妙音沢が源頭の湧水(大沢)から黒目川の合流点まではわずかに100mほどですが、武蔵野の貴重な自然が残り、プラナリア、サワガニ、ヘビトンボなど貴重な生態系が保たれています(「新座の自然とくらしを守る市民の会」がクリーンアップなど環境保護に尽力)。
妙音沢特別緑地保全地区では、春先に、カタクリ、イチリンソウ、ニリンソウなどが花を咲かせます。

信心深い盲目の琵琶法師が、弁財天から琵琶の秘曲を授かったというのが沢名の由来。
湧水量は現在でも大沢0.4~1.8t/分、小沢0.2~0.8t/分と豊富で、耳をすませばせせらぎの音が聞こえてきます。
水温は年間ほぼ一定して15度前後で、夏はかなり冷たく感じます。

駐車場などはないため、公共交通機関の利用を。

妙音沢
名称 妙音沢/みょうおんざわ
所在地 埼玉県新座市栄1-12-15
関連HP 新座市公式ホームページ
電車・バスで 西武池袋線大泉学園駅から西武バス新座栄行きで新座栄下車、徒歩5分
駐車場 なし
問い合わせ 新座市シティプロモーション課 TEL:048-424-4686
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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