不動堂遺跡

不動堂遺跡

富山県朝日町の旧黒部川扇状地にある縄文時代の遺跡を公園として整備したのが不動堂遺跡公園。不動堂遺跡は、昭和48年に発見された縄文時代中期の遺跡で国の史跡。住居跡が19棟、食糧貯蔵庫と思われる深い穴が9ヶ所発見されています。公園内にはタイプの異なる3棟の竪穴式住居が原寸大で復原。

日本屈指の巨大な竪穴式住居跡も

遺跡のほぼ中央に位置する第2号棟の住居跡は、東西17m、南北8mという小判型の巨大なもので、国内最大級の竪穴居住跡。
4ヶ所の石組炉があることから集会所のような公共的な建築物だと推測されています。
ちなみに出土した遺構を保護するため、平均1mの盛り土を行ない、その上に住居跡を復原。

不動堂遺跡では、新潟県地方の馬高式(火焔型土器)や、東北地方の大木式の土器も出土することから、北との日本海交流があったことがわかります。

不動堂遺跡(国史跡)、古墳時代中期後半の玉作遺跡(ヒスイ加工場)の浜山玉つくり遺跡(富山県県史跡)、縄文時代の遺跡である柳田遺跡など、朝日町内の遺跡から出土した土器や石器などの埋蔵文化財は、不動堂遺跡の東側にある「まいぶんKAN」に収蔵展示されています。

すぐ近くには朝日町歴史公園があり、江戸時代に宿場町だった泊町に建てられた町屋を復元した建物で、バタバタ茶を味わったり、朝日町の特産品を購入することができます。

名称 不動堂遺跡/ふどうどういせき
所在地 富山県下新川郡朝日町不動堂5
関連HP 朝日町公式ホームページ
電車・バスで あいの風とやま鉄道泊駅からタクシーでで10分
ドライブで 北陸自動車道朝日ICから約4km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 朝日町教育委員会 TEL:0765-83-1100
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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