高茂岬

高茂岬(高茂埼灯台)

愛媛県愛南町の西海一周道路(県道34号・県道300号)途中、船越半島にある愛媛県の最南端、亜熱帯植物茂る岬が高茂岬(こうもみさき)。高さ100mほど、リアス式海岸特有の断崖となっていて、快晴の日には対岸の九州・大分県や九州山地を眺望します。岬の突端には昭和25年1月2日初点灯の高茂埼灯台が建っています。

豊後水道に突き出した岬は、九州を眺める絶景の地

高茂岬

高茂岬突端へと続く遊歩道

高茂岬一帯は、開発の手を逃れ豊かな自然が残されており、足摺宇和海国立公園に指定されています。
ウバメガシ(ブナ科コナラ属の常緑広葉樹)、ツバキの原生林が続く海岸線には、秋になるとノジギク(野路菊/開花は11月頃)とツワブキが咲き、上空でサシバが舞います。
サシバは、伊良湖岬(愛知県)から伊勢湾を渡り、さらに紀伊半島から四国を西進し、高茂岬やその北側に位置する由良半島から九州へと渡ります。
ピーク時の10月上旬になると多い日には1日で1000羽以上が九州目指して次々に渡っていくのです。

駐車場の横に展望台もありますが、整備された遊歩道を歩くと、芝生広場、木々のトンネルを抜けて昭和25年に初点灯した高茂埼灯台に到達。
地上から塔頂までわずか6.1mのミニ灯台ですが、海食崖の上に立っているため海面から灯火部分までは142mもあるのです。
ちなみに駐車場の横には産業開発道路開通記念碑もありますが、愛媛県道34号(平城高茂岬線=西海道路)は当時の西海町産業開発のため陸上自衛隊が突貫工事で築いたことを記念した碑。

豊後水道に突き出した岬は、海上交通を監視する要衝。
第二次世界大戦中の昭和16年には、海軍呉鎮守府所属の高茂衛所が設置され、3棟の兵舎に40名が詰めて豊後水道に入る敵の艦船を注視しました。
海上には機雷、海中には水中聴音機を備えていたのです。

ちなみに、瀬戸内海は「瀬戸内海環境保全特別措置法」により「愛媛県高茂岬から大分県鶴見崎に至る直線及び陸岸によって囲まれた海面」で、岬より北側の海は法律的には瀬戸内海ということになります。

高茂岬

南側の鼻面岬方面を眺望

高茂岬 DATA

名称 高茂岬/こうもみさき
所在地 愛媛県南宇和郡愛南町高茂
関連HP 愛南町公式ホームページ
ドライブで 松山自動車道西予宇和ICから約80km
駐車場 30台(高茂岬入口県道脇)/無料
問い合わせ 愛南町商工観光課 TEL:0895-72-7315
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

外泊 石垣の里

2018.11.15

 

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