伝説の森公園 モーゼパーク

伝説の森公園 モーゼパーク

石川県羽咋郡宝達志水町(ほうだつしみずちょう)、宝達山山麓の三ツ子塚古墳群を整備した公園が、伝説の森公園モーゼパーク。ヘブライ民族をカナンに導く途中、紅海を分ける奇跡を起こしたことで有名なモーゼは、シナイ山から天浮船に乗り、能登の宝達山に辿り着いたという「ストーリー」の地です。

3つの古墳の集合体がモーゼの墓!?

伝説の森公園 モーゼパーク

宝達山にたどり着いたモーゼは、その後、583歳までの超人的な余生を宝達山で過ごし、三ツ子塚に埋葬されたという奇想天外なストーリーが残されています。
三ツ子塚は古墳というのが定説ですが、シナイ山から天浮船に乗り、能登宝達山に辿り着いたという「伝説」を町おこしに活かし、宝達志水町では一帯をモーゼパーク(伝説の森)として整備。
ロマンの小路を抜けると、モーゼの墓を見渡すミステリーヤードにたどり着くことができます。

この「伝説」の元になっているのは、キリストは日本で死んだと主張し、キリストの墓やモーゼの墓を日本に「発見」した山根キク(山根菊子)。
昭和12年、『光りは東方より : [史実]キリスト、釈迦、モーゼ、モセスは日本に来住し、日本で死んでゐる』を発行。

元々三ツ子塚古墳に「モーゼの伝説」などもありませんでしたが、押水町商工会は、町おこしにモーゼの墓を活用、全国的な反響があったことから、ついに平成5年、伝説の森公園 モーゼパークが整備されたのです。

ただし、山根キク自体も竹内巨麿が昭和3年に公開した『竹内文書』(皇祖皇太神宮が全世界の中心と主張)の影響を強く受けていることから、歴史学的には軍国日本の神格化の影響を背景にした、荒唐無稽な作り話とされています。

伝説の森公園 モーゼパーク
名称 伝説の森公園 モーゼパーク/でんせつのもりこうえん もーぜぱーく
所在地 石川県羽咋郡宝達志水町河原
関連HP 宝達志水町公式ホームページ
電車・バスで JR宝達駅からタクシーで10分
ドライブで のと里山海道今浜ICから約4km
駐車場 8台/無料
問い合わせ 宝達志水町企画振興課 TEL:0767-29-8250
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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