埼玉県春日部市上金崎、首都圏外郭放水路管理支所・庄和排水機場の地下にある巨大空間が、防災地下神殿(首都圏外郭放水路)。洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路で、事前予約(地下神殿コースなど4コース設定)で内部を見学することができます。
調圧水槽が見学者に人気の地下神殿!
利根川や江戸川、荒川に囲まれた中川・綾瀬川の流域は、土地が皿状に低く、これまでに数多くの洪水被害がありました。
その被害をなくすため、中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川といった中小河川が洪水の危険が生じた際、洪水の一部を取り込み、江戸川に排水する全長6.3kmの施設。
中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川からあふれた水を取り込む流入施設と立坑、立坑を地下で連結する地下河川のトンネル、すべての水を集めた第1立坑、江戸川に流す庄和排水機場から成り立っています。
地下空間では、水の勢いを弱めスムーズな流れを確保する「調圧水槽」がありますが、ここが普段は文字通り地下神殿風。
防災地下神殿(首都圏外郭放水路)の見学コース(すべて有料)は、最も手軽な地下神殿と呼ばれる調圧水槽を見学する「地下神殿コース」(所要55分/定員50名)のほか、首都圏外郭放水路の心臓部であるポンプをメインに構成した「ポンプ堪能コース」(所要1時間40分/定員20名)、ハーネスとヘルメットを着用する「立坑体験コース」(所要1時間50分/定員20名)、調圧水槽最奥部にある巨大なインペラ(羽根車)を特別装備でご見学する「インペラ探検コース」(所要1時間50分/定員20名)があり、「地下神殿コース」以外のコースも必ず地下神殿(調圧水槽)が見学には含まれています。
とにかく地下神殿を見てみたいという人は、「地下神殿コース」の予約を。
社会科見学的に詳しく学びたい人は他のコースがおすすめです。
いずれのコースも当日受け付けは併設のミュージアムである「龍Q館」の1階なので、当日は「龍Q館」を目指せばOK。
防災地下神殿(首都圏外郭放水路) | |
名称 | 防災地下神殿(首都圏外郭放水路)/ぼうさいちかしんでん(しゅとけんがいかくほうすいろ) |
所在地 | 埼玉県春日部市上金崎720 |
関連HP | 防災地下神殿(首都圏外郭放水路)公式ホームページ |
電車・バスで | 東武鉄道南桜井駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 圏央道幸手IC、五霞ICから約15km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 防災地下神殿 TEL:048-747-0281 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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