第25回佐賀城下ひなまつり|佐賀市|2025

佐賀城下ひなまつり

2025年2月8日(土)〜3月9日(日)10:00〜17:00、佐賀市で『第25回佐賀城下ひなまつり』を開催。徴古館、佐賀市歴史民俗館(旧古賀銀行・旧古賀家・旧牛島家・旧三省銀行・旧福田家)を主会場に、鍋島小紋や鍋島家のひな人形をテーマとしたひなまつり。

徴古館に展示される鍋島家の夫人が愛用した雛人形・雛道具は必見

共通券を購入すれば徴古館・佐賀市歴史民俗館の各施設に入館可能。
徴古館には佐賀藩主の侯爵・鍋島家で実際に飾られていた雛人形・雛道具の数々を展示。

11代鍋島直大夫人・栄子(ながこ=明治14年イタリアで鍋島直大と婚姻)所用の雛人形・雛道具は、東京日本橋に店を構えた人形師・永徳斎の作の有職雛(ゆうそくびな=実際の公家の装束を忠実に写したもの)、ミニチュアの赤絵梅コーヒーカップ・ソーサー、コーヒー道具・煎茶道具などがあり、豪華な婚礼調度を精緻に小型化したという大名家の雛道具の精緻なつくりがよくわかります。

侯爵・黒田家(旧福岡藩主黒田長知)から明治22年に鍋島家(12代鍋島直映)に嫁いだ禎子夫人の珍しい極小の銀製雛道具一揃176点は、幅1cmほどの硯箱にミリ単位の筆や硯が納められていて必見です。

13代鍋島直泰夫人・紀久子(朝香宮鳩彦王の第一王女で昭和6年に鍋島家に降嫁)の雛人形は明治44年の誕生以降、大正時代の初めにかけて揃えられたもの。
有職雛(『パリ万国博覧会』で金賞を受賞)、次郎左右衛門雛など、いずれも京都の老舗人形店、丸平大木人形店(近代以降は皇室関係の御用を受けた名店)の作。

佐賀城下ひなまつり期間中、佐賀市内のホテル・旅館や食事処では、「ひな会席」を、旧古賀銀行内にあるカフェ浪漫座では、「ひな懐石」などを用意。

佐賀城下ひなまつり
第25回佐賀城下ひなまつり|佐賀市|2025
開催日時2025年2月8日(土)〜3月9日(日)10:00〜17:00
所在地佐賀県佐賀市
場所徴古館、佐賀市歴史民俗館(旧古賀銀行・旧古賀家・旧牛島家・旧三省銀行・旧福田家・旧森永家・旧久富家)、旧中村家、肥前通仙亭、南里邸、佐嘉神社・松原神社、佐賀城本丸歴史館
関連HP佐賀城下ひなまつり公式ホームページ
電車・バスでJR佐賀駅から佐賀市営バス犬井道行きで8分、呉服元町下車、徒歩2分
ドライブで長崎自動車道佐賀大和ICから約8.6km
問い合わせ佐賀城下ひなまつり実行委員会事務局(佐賀市観光協会内) TEL:0952-20-2200
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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