IMAGICA GROUPのグループ会社で、気象予報士の派遣や提供、気象データ、気象コンテンツの提供及び配信を手掛ける株式会社ウェザーマップは、2023年2月9日、第三回「さくら開花予想」を発表、それによると2023年の桜は、平年並みからやや早めの開花となる場所が多くなるとの予想です。
発表された概況では、東京は3月22日に開花
2023年の桜の開花は、平年並みから少し早めのところが多くなるでしょう。
トップは福岡で、3月20日の予想です。
北海道は平年より早い見込みです。
前回2月2日発表の予想よりも、少し遅くなっています。
2月後半の気温が低くなる予想となったためです。
今年の冬は、強い寒気が流れ込むこともありましたが長続きはしなかったため、とくに寒い冬というわけではありません。
また11月が高温だったこともあり、休眠打破はやや弱いところが多いと考えられます。
2月の前半は気温が高めですが、後半はやや低くなる見込みです。
3月に入るころからはまた次第に気温が高くなりそうですが、大幅な高温になる可能性は低いとみられます。
このため、桜の開花は平年並みから少し早めのところが多い見込みです。
(気象予報士・渡邊正太郎)
ウェザーマップの開花予想手法は、1万通りのシミュレーション
さくらの開花予想は、気温の予測精度に大きく左右されます。そこでウェザーマップでは以下のような手法で予想しています。
① 今後の気温を気象庁数値予報などをベースに独自予測
② 予測された気温データをもとに、約1万通りの開花日をシミュレーション(=開花確率)
③ 1万通りの開花日の平均を「開花予想日」として発表
1万通りの開花日の平均という手法が、過去の例を見て最も誤差が少なくなると判断しているとのこと。
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