富士山の伏流水が市内各地に湧き出す「水の都・三島」。
街中を流れる源兵衛川には清流沿いを飛び石伝いに歩く「せせらぎ散歩」のコースも用意されています。
そんな散歩や三嶋大社の参拝の帰路に立ち寄りたいのが、鰻屋。
まずは、幕末の安政3年(1856年)創業という東海道沿いの老舗「桜家」へ。
小粋な関東風の鰻を召し上がれ
「富士山の雪解け水である地下水でウナギを数日間泳がせることから始めます」
と、この工程は鰻の名店なら当然。
しかし、泳がせるのが鮮烈な富士の雪解け水。
まさに「富士の白雪ゃ ノーエ」(ノーエ節/三島発祥)といった感じです。
三島の人がが昔から鰻を食したかといえば、答えはノー。
かつて三嶋大社の神池にはたくさんの鰻が生息。鰻は三嶋大社の使者と崇められ、神域での捕獲は固く禁じらていました。
さらに三嶋大社の門前町としても発展した三島ですから、「三島の鰻を捕って食べると大明神の神罰が当たる」という伝承まで生まれました。
そんな三島で、幕末からの歴史を誇るのですから、さすがに行列のできる名店。
「当たり前のことを丁寧にするだけ」
が味の秘訣とのこと。
関東風に蒸してから焼き、タレもピリリと辛い関東風。
関西風が好みの人は、少し辛く感じるかも知れません。
また、予算的にもひとり4000円は見ておいた方がいいので、浜松や名古屋の感覚だと、少し高く感じるかも知れません。
桜家 | |
店名 | 桜家/さくらや |
住所 | 静岡県三島市広小路町13-2 |
関連HP | 桜家公式ホームページ |
電車・バスで | 伊豆箱根鉄道三島広小路駅から徒歩すぐ |
ドライブで | 東名高速道路沼津ICから約7km |
問い合わせ | 桜家 TEL:055-975-4520 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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