2020年3月14日のダイヤ改正で華々しく登場した特急「サフィール踊り子」。全車両グリーン席で、プレミアムグリーンの1号車は1+1の2列シート、2号車〜3号車はグリーン個室、4号車はカフェテリア、5号車〜8号車が2+1列の座席配置のグリーン車という編成。まだまだ人気があるので発売日に予約が必要。
グリーン個室は発売と同時に売り切れる人気ぶり
「サフィール踊り子」のサフィールは、「サファイヤ」を意味するフランス語で、「宝石のサファイヤのような青く輝く美しい伊豆の海と空をイメージさせ、上質・高級で優雅な旅を楽しんでもらいたいという願いから、名付けました」(JR東日本)。
列車のデザインは、ゼネラルモーターズのチーフデザイナー、ポルシェのシニアデザイナーを務め、JR東日本の新幹線、JR東日本E353系電車、SL銀河、TRAIN SUITE 四季島、東武500系電車「リバティ」などのデザインを担当した奥山清行。
4号車のカフェテリアも海側に大きな窓が開き、落ち着きのあるブラウンを基調としたお洒落な雰囲気。
料理の監修は、熱海市に本店を構える中国料理「美虎-Miyu-」の五十嵐美幸。
大ぶりエビワンタン復興麺〜桜海老を添えて〜(ミネラルウォーター付き)1900円、美虎風黒毛和牛のあんかけカレー(ミネラルウォーター付き)2800円、極厚ポークステーキ~かつお節仕立て~(中華風蒸しパン・ミネラルウォーター付き)などのメインメニュー(数量限定)のほか、サフィール踊り子2号・3号限定メニューとして「マンゴーチーズケーキとソフトドリンクセット」1600円、マンゴーとナッツのカッサータとソフトドリンクセット1700円、などのオリジナルのメニューが自慢です。
グリーン個室(2~3号車)利用の場合はデリバリーが基本。
メインメニューについては、事前に「サフィールPay」からの予約を。
「観光特急」といわれていますが、料金設定も「観光列車」とは異なり、グリーン個室を4名で利用した場合の東京駅〜伊豆急下田駅は(通常期)、4万240円で、大人1人あたり1万60円で、実はグリーン車と同料金という設定。
プレミアムグリーンの場合でも(通常期)、東京駅〜伊豆急下田駅は、大人1万2460円です。
上記の料金から最繁忙期は400円増し、繁忙期は200円増し、閑散期は200円引きとなりますが、伊豆のホテル・旅館などの料金アップに比べれば、最繁忙期400円増しは良心的ともいえるでしょう。
4人用の個室を大人2人、幼児(6歳以下)2人で利用の場合は、2万3980円(1人1万1990円)なので、かなりお得な感じです(幼児は無料です)。
グリーン料金には小人という設定はないので、小学生の場合は、運賃のみ半額になりますが、それでもかなりのプレミアム感があるので、グリーン個室は発売と同時に売り切れる人気ぶりです。
とくに幼児連れにはグリーン個室がおすすめです。
サフィール踊り子は下りの1号、上りの2号が東京駅〜伊豆急下田駅に毎日運転。
下りの3号は、月・木・金曜に東京駅〜伊豆急下田駅に、下りの5号は、土・日曜、祝日に新宿駅〜伊豆急下田駅に運転。
上りの4号が月・木・金・土・日曜、祝日に伊豆急下田駅〜東京駅に運転となっています。
下りの新宿始発はありますが、上りの新宿行きはないのでご注意を。
プレミアムグリーン、グリーンは「えきねっと」で予約できますが、グリーン個室は、指定席券売機、みどりの窓口のみの予約となります。
グリーン個室を取るため、なんども足を運んだという武勇伝がうまれるのは、そのためです。
全座席がグリーン車以上! 人気の特急「サフィール踊り子」で伊豆へ|2024 | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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