第20回夏まつり仙台すずめ踊り|仙台市|2024

夏まつり仙台すずめ踊り

2024年7月27日(土)〜7月28日(日)10:00~19:30、宮城県仙台市で『第20回夏まつり仙台すずめ踊り』が開催。「すずめ踊り」は、慶長8年(1603年)、仙台城落成の祝宴で泉州・堺(現・大阪府堺市)出身の石工が伊達政宗の御前で踊ったのが始まり。2日間に分かれ、総勢80祭連、2500名が「すずめ踊り」を披露。

「大流し」、「総踊り」に注目!

夏まつり仙台すずめ踊り

踊る姿が餌をついばむ雀に似ており、伊達家の家紋も「竹に雀」であることが「すずめ踊り」の名の由来。
平成15年に、すずめ踊り発祥400年を記念して、「発祥四百年記念 仙台すずめ踊り 夏の大会」として開催したのが第1回。
その後、市民の間に広がり、多くのグループ(祭連・まづら)が創られ、様々な祭やイベントで各祭連が工夫を凝らした振り付けやお囃子を競い合い、その規模も拡大しています。

「開祭式」では参加祭連が整列し、鏡割りを合図にお囃子の音に合わせ一斉に踊り始め、「大流し」では約200mの宮城野通りの特設会場で各祭連が流し踊りを披露します。
祭りの最後、19:15からのラスト15分に行なわれる「総踊り」は、飛び入り参加もOK。
会場となる仙台駅東口宮城野通りには10:00~20:00の間、交通規制を実施。

夏まつり仙台すずめ踊り

石工・黒田八兵衛らが伝えた『正調雀踊り』とは!?

仙台城の石垣工事に携わった黒田八兵衛らが伝承し、その後、石切町に暮らした石工たちによって伝承されたとされる『正調雀踊り』
第二次世界大戦までは大崎八幡宮の祭礼に奉納されていました。

昭和36年、廃絶状態になっていた『正調雀踊り』(はねこ踊り)を、仙台市石切町が学区となる仙台市立第一中学校の真山泰校長(当時)が、石切町の住民の記憶をもとに『仙台雀踊り』として復活させ、昭和38年に仙台市立第一中学校に「仙台雀踊り保存会」が結成されました。
女子生徒が体育の授業で『仙台雀踊り』を学びましたが、昭和60年に『第1回仙台・青葉まつり』が開催された際に『仙台雀踊り』を披露。
さらに昭和62年、第3回仙台・青葉まつりでは、黒田八兵衛の末裔、黒田石材店17代目・黒田虎雄さんの指導のもと、仙台・青葉まつり協賛会が現代風にアレンジし『新・仙台すずめ踊り』として披露されました。

平成10年には、黒田虎雄さんや八幡町住民らの熱意で、従来の伝統的な雀踊りの地域文化への定着を目指して「傅播八幡井組雀踊り保存会」も結成されています。

ただし、仙台城築城時の石工が伝承した説は、歴史的な裏付けがなく、後世の創作とする説もあります。

第20回夏まつり仙台すずめ踊り|仙台市|2024
開催日時 2024年7月27日(土)〜7月28日(日)10:00~19:30
所在地 宮城県仙台市宮城野区
場所 JR仙台駅東口宮城野通り
関連HP 夏まつり仙台すずめ踊り公式ホームページ
電車・バスで JR仙台駅東口から徒歩すぐ
問い合わせ 夏まつり仙台すずめ踊り実行委員会事務局 TEL:022-267-1040/FAX:022-748-5792
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ