池袋・渋谷から羽田空港に直通! 新空港線(蒲蒲線)実現へスタート!

東急は、2025年1月17日(金)、新空港線の実現に向けて、国土交通省に対し、都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想の認定を申請。新空港線は、東急多摩川線・矢口渡駅の近くから多摩川線を地下化し、JR・東急蒲田駅の地下、京急蒲田駅の地下を通って、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる構想です。

東急多摩川線と新空港線の直通運転を実施

蒲田駅と京急蒲田駅が鉄道で結ばれることから蒲蒲線として、大田区でも期待を寄せています。
さらに東急東横線、東京メトロ副都心線などとの相互直通運転が可能になり、羽田空港や、渋谷・新宿・池袋、埼玉県方面へのアクセスが便利になります。

矢口渡から京急蒲田までの区間を第1期整備、京急蒲田から大鳥居までの区間を第2期整備と位置付けて、段階的に整備していく予定で、2022年10月に大田区と東急電鉄の共同出資により設立した整備主体となる第三セクター「羽田エアポートライン株式会社」が、新空港線第一期整備の早期実現を目指し、鉄道事業を行なうための許可を取得し、工事開始までの手続きに3年、工事開始から開業までを10年と見込んでいます。
第1期分の開業は2038年〜2042年頃になる見込み。

矢口渡から京急蒲田までの第1期整備区間(0.8km)については、都市鉄道等利便増進法に基づく都市鉄道利便増進事業を活用するとのこと。
営業主体(鉄道事業者など)と整備主体(第3セクターなど公的主体)を分離する、いわゆる上下分離方式が採用されています。

東急多摩川線は狭軌(1067mm)、京急空港線は標準軌(1435mm)と軌間が異なるため、矢口渡駅〜京急蒲田地下駅の第1期を狭軌複線で建設(東急多摩川線の全列車乗り入れ)、京急蒲田地下駅〜大鳥居駅の第2期を標準軌単線で建設し、現在開発中の軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の運転で、東京メトロ副都心線や東急東横線・目黒線方面からの直通列車を運転させる計画です。

池袋・渋谷から羽田空港に直通! 新空港線(蒲蒲線)実現へスタート!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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