ユネスコ世界ジオパークに登録される島根県・隠岐を代表する一級の景勝地・国賀海岸を一望にする人気スポットが、島前(どうぜん)・西ノ島町の赤尾展望所。海食崖の断崖上にある展望台で、北側の入江を隔てて、摩天崖など7kmにわたって続く粗面玄武岩の海蝕崖を眺望。ジオサイトになっているほか、「日本の夕陽百選」にも選定。
赤尾展望所から眺める国賀海岸は、まさに絶景
赤尾展望所は、隠岐ユネスコ世界ジオパークのジオサイトになっていますが、注目は赤尾展望所から眺める国賀海岸(北側の海岸線=摩天崖・通天橋・天上界・国賀浜)。
島前火山の北西にあたる国賀海岸は、630万年前〜650万年前の火山活動で造られた岩盤が、日本海の波と大陸からの風による侵食作用により、海食崖や洞門、ローソク状の岩などを生み出し、雄大な景観となったもの。
赤尾展望所一帯は放牧地になっていて、牛馬がのんびりと草を食(は)む風景を眺めることができ、被写体にも絶好。
運が良ければ、国賀海岸をバックに牛や馬というアングルの画像を撮影できるため、人気スポットになっています。
展望所へ行く道路も、牛が寝そべっていることがありますが、のんびりとした気持ちで対応を。
島前カルデラのカルデラ外壁展望台
隠岐の島前は、中央火口丘である焼火山(451.7m)を中心に円形に島々が取り囲む、カルデラ地形(火山性の陥没地形)。
つまり、中央の内海部分が陥没した場所で、国賀海岸などは島前カルデラの外壁にあたります。
つまり、赤尾展望所はカルデラ外輪山の山頂部にあたり、外輪山の展望台(阿蘇カルデラでいえば大観峰)ともいえる場所なのです。
つまり、中央の内海部分が陥没した場所で、国賀海岸などは島前カルデラの外壁にあたります。
つまり、赤尾展望所はカルデラ外輪山の山頂部にあたり、外輪山の展望台(阿蘇カルデラでいえば大観峰)ともいえる場所なのです。
赤尾展望所 | |
名称 | 赤尾展望所/あかおてんぼうしょ |
所在地 | 島根県隠岐郡西ノ島町浦郷 |
関連HP | 西ノ島町観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 国賀めぐり定期観光バス利用可能 |
ドライブで | 西ノ島別府港フェリーターミナルから約11km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 西ノ島町観光協会 TEL:08514-7-8888/FAX:08514-7-8890 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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