ひがしの住吉祭|大崎上島町|2024

ひがしの住吉祭

2024年8月13日(火)8:00〜20:35、広島県大崎上島町の白水港周辺で『ひがしの住吉祭』が開催。島にあった住吉神社の祭礼行事を受け継いだもの。メインイベントである櫂伝馬競漕(かいでんまきょうそう)は、江戸時代末には始まっていたもので、白熱した競漕が展開。20:10〜は花火も予定されています。雨天中止。

地区のプライドをかけての櫂伝馬競漕がメイン

ひがしの住吉祭

文政2年(1827年)、大坂(現・大阪市)の住吉大社から分霊を勧請して創建した住吉神社の祭礼行事でしたが、明治43年に古社八幡神社(大崎東明神)に合祀されたため(現・沖浦恵美須神社本殿は、かつての住吉神社本殿)、その祭礼行事である櫂伝馬競漕だけが存続したもの。

櫂伝馬は、水軍の早船として利用された小型の船で、住吉祭の御座船を曳航することが本来の任務でした。
その後、競漕という意味合いが強くなり、今では「大崎上島の男たちは、一年中、櫂伝馬競漕のことを考えて暮らしている」というまでに発展。
島内4地区選出の4艇が、地区の威信をかけたレースを争います。

櫂伝馬競漕では、櫂伝馬に乗船する片舷7人ずつ14人の漕手により、船尾部の太鼓に合わせて櫂を合わせ、最高責任者の船頭の指示でコース取りをして、順位を競います(船頭、太鼓打ちなど18人が乗船)。

大崎上島では、木江(きのえ)地区でも、木江厳島神社の夏の例祭『木江十七夜祭』(じゅうしちやさい)で櫂伝馬競漕が行なわれています。

競漕時の掛け声は、ホーオン(報恩)、エイヤ(栄弥)、エーヤーエー(栄弥栄)、ホラ(宝来)、ヨヤサノサッサ(栄弥歳の歳々)で、「受けた御恩に報いることは(報恩)、永く弥栄える(栄弥)誠に美しく立派なこと、よいことだ、よいことだ」というふうに解釈されています。

当日竹原港、安芸津港からのフェリー、島内のバス増便はなく、毎年積み残しが発生しているため、なるべくなら島内に宿泊を。

8月14日(水)には『大崎上島サマーフェスティバル』も開催。

2024 櫂伝馬競漕スケジュール

式典 8:00〜8:30
第1回 9:55〜10:15
第2回 11:05〜11:25
第3回 13:30〜13:50
第4回 14:35〜14:55
閉会式 14:55〜15:25

櫂伝馬『体験乗船』=9:25、10:35、13:00、14:05、15:25
花火=20:10~20:35

ひがしの住吉祭|大崎上島町|2024
開催日時 2024年8月13日(火)8:00〜20:35、雨天中止
所在地 広島県豊田郡大崎上島町東野6625-1
場所 白水港周辺
関連HP 大崎上島町観光協会公式ホームページ
電車・バスで 竹原港からフェリーで約30分の白水港から徒歩すぐ
ドライブで 垂水港から約1.7km
問い合わせ 大崎上島町観光案内所 TEL:0846-65-3455/FAX:0846-65-3522
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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2024年7月27日(土)10:00~20:40、広島県大崎上島町で『木江十七夜祭』(きのえじゅうしちやさい)が行なわれます。大崎上島に鎮座する木江厳島神社の祭礼で、日中は各地区から出される4隻の櫂伝馬に若者たちが乗り込み、勇壮な櫂伝馬競漕

 

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