例年、年末年始、GW、お盆などの多客期に運行される臨時寝台特急「サンライズ出雲」の91号(上り)と92号(下り)。東京~出雲市間953.6kmを走る人気の夜行寝台ですが、定期列車より所要時間が長いのが特徴。2024年夏の上り「92号」は所要16時間31分と現役の「日本最長寝台特急」の記録を更新!
出雲市駅13:52発で、翌朝の6:23東京駅着という長旅
2024年のお盆期間は、上り「サンライズ出雲92号」を8月9日(金)・8月16日(金)、下り「サンライズ出雲91号」を8月10日(土)・8月17日(土)に運転(運転日は始発駅基準)。
下り「サンライズ出雲91号」は東京駅22:21発で、翌昼13:40に出雲市駅へ到着します。
上り「サンライズ出雲92号」は出雲市駅13:52発で、翌朝の6:23東京駅着。
毎年、所要時間が伸びる傾向にありますが、2024年夏臨では、ついに16時間を突破しています。
2023年〜2024年の年末年始に運転の「サンライズ出雲91号」は出雲市駅14:37発で、翌朝の6:23東京駅着だったので、出雲市駅を45分も早く出発するスケジュールに。
2024年のゴールデンウイークにも、「サンライズ出雲91号」は出雲市駅13:52発で運転されているので、16時間31分という長旅列車として定着したようです。
通常の下り「サンライズ出雲」は、出雲市駅18:57発で東京駅7:08着。
しかも定期列車の「サンライズ出雲」は、静岡駅(4:38着)、富士駅(5:09着)、沼津駅(5:25着)、熱海駅(5:43着)と停車しますが、「サンライズ出雲91号」はすべて通過。
それでいて横浜到着は「サンライズ出雲91号」が5:56着、「サンライズ出雲」6:44着と追いついてきています。
「サンライズ出雲」の所要が12時間11分に対し、「サンライズ出雲91号」は16時間31分と4時間20分も違いますが、細かく見てみると出雲市駅〜倉敷駅でも1時間40分ほどのんびりで、倉敷駅〜大阪駅でも1時間20分ほどプラス、大阪駅〜横浜駅でも臨時列車はノンストップにもかかわらず1時間20分ほどのんびりで、合計すると4時間20分も余分にかかることに。
サンライズツイン、シングルツイン、シングルなどの個室を予約して、のんびりと「日本最長寝台特急」を楽しむのも手かもしれません(285系7両編成で運転)。
出雲空港(出雲縁結び空港)〜羽田空港は、2024年8月の運航は、16:15発、17:45着なので、やはり、「日本最長寝台特急」を乗車目的にするのがいいでしょう。
ただし、車内販売などはないので、乗車前に長旅用の飲食類を必ず購入しておく必要があります。
2024年夏、所要16時間31分、日本最長寝台特急の「サンライズ出雲92号」運転! | |
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