「寿司といえば、富山」は、富山県が展開するブランディングプロジェクト。美味しい富山米、天然の生け簀・富山湾が控える富山県は、寿司の素材には満点の立地。しかも県民は「鱒寿司」に慣れ育った寿司のツウ。しかも「地元の人は、意外に回転寿司が好き」というデータも。「寿司といえば、富山」は本当でしょうか。
地元富山県民の寿司ネタ推し魚は、フクラギ!
富山県は、「標高3000mの立山連峰から水深1000mの富山湾に至る高低差4000mの地形が、水や食材などの多彩な恵みを生み出してきました」とPR。
富山米は、北前船が全盛だった時代、蝦夷地(北海道)で油と数の子をとった後のニシンを肥料として田んぼに使い、美味しい米を生産していました。
その伝統が今に生き、立山連峰からのミネラル分豊富な水を使い、美味しい富山米を育てています。
立山連峰から富山湾には栄養分豊富な伏流水が流れ出し、日本海に生息する魚種800種類のうち500種が生息する天然の生け簀になっているのです。
こうした富山特有の伝統が、押し寿司の「鱒寿司」を生み、さらには寿司にうるさい県民性を育んだのだと推測できます。
2024年5月に発表された第一生命保険富山支社が顧客を対象に行なった「寿司」に関するアンケートでは、普段寿司を食べる場所としては、回転ずしが71%、カウンターの高級店は8%という結果になっています。
第一生命保険富山支社の調査(2024年1月に発表)で、地元の人の好きなすしネタでは、投票総数6220票のうちブリが最多の1414票で1位に輝き、次いでバイ貝858票、ベニズワイガニ827票、シロエビ810票、甘エビ575票、ノドグロ495票、カワハギ465票、イカ443票、サクラマス262票、ホタルイカ71票と続きました。
第一生命保険富山支社の調査(2024年5月に発表)の「あなたが推したい地元の魚」(推し魚)投票(投票総数6427人)では、フクラギが2447票で首位、スルメイカが1504票で2位、アジが1136票で3位という結果に。
「寿司といえば、富山」は本当か!? 地元の人の推しネタは!? | |
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