新湊大橋

富山県射水市(いみずし)の富山新港に架かる日本海側最大の上下2層構造の斜張橋(塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に直接つなぎ支える構造の橋)。上層は自動車専用道、下層は自転車歩行者道になっています。下層はガラスで覆われた全天候型の自転車歩行者道で、「あいの風プロムナード」と呼ばれ、散策に絶好。

「帆船海王丸」を眼下にする絶景の橋

富山新港に架かる美しい斜張橋
あいの風プロムナード

斜張橋は楽器のハープ(harp)を思わせるその美しいフォルムから「ハープ橋」と呼ばれることも。
上層の車道部分が平成24年9月23日に開通、下層の自転車歩行者道は平成25年6月16日に開通。
橋を支える主塔の高さは127mもあり、平成24年度の土木学会田中賞受賞作。
日没30分後から22:00頃まで140基のLEDライトでライトアップが実施されています。

総延長はアーチ部分も含めて3.6kmもあり(海上に架かる主体部分が600m)、橋の上からは海王丸パークに恒久係留されている「帆船海王丸」を眺めることが可能です。
ただし、強風(風速25m以上)などの悪天候時には通行止めとなるのでご注意を。

桁間の長さ480mに設置された「あいの風プロムナード」は、両岸主塔近くの39人乗りのシースルー型のウォークインスルーエレベーターで橋上に上がる仕組み。越の潟側のエレベーター乗降口は海上にあるので、ぜひ体験を。

富山新港は、『万葉集』に歌われた景勝地・奈呉の浦(なごのうら)、放生津潟(ほうじょうづがた)の跡。
「あゆの風 いたく吹くらし 奈呉(なご)の海人(あま)の  釣する小舟(をぶね) 漕(こ)ぎ隠る見ゆ」
(『万葉集』巻17-4017・大伴家持)
「早稲の香や分け入る右は有磯海」
(松尾芭蕉)

臨港道路富山新港東西線(新湊大橋)の開通後も、富山新港内の富山県営渡船(越の潟フェリー)も並行して運航を続けています。

帆船海王丸と新湊大橋のツーショット
新湊大橋
名称 新湊大橋/しんみなとおおはし
所在地 富山県射水市海王町
関連HP 射水市観光協会公式ホームページ
ドライブで 北陸自動車道小杉ICから約11km、能越自動車道高岡ICから約17km
駐車場 海岸緑地広場駐車場(20台/無料・新湊大橋西側)、堀岡緑地周辺駐車場(30台/無料・新湊大橋東側)
問い合わせ 富山新港管理局 TEL:0766-84-8292
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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