毎年7月21日~7月25日、長野県須坂市で『須坂祇園祭(笠鉾巡行)』が行なわれます。須坂の祇園祭は、初日の「天王おろし」では、牛頭天王が乗った大神輿、11基の笠鉾が、蔵の町を練り歩きます。『須坂祇園祭』で繰り出す笠鉾は全部で11基あり、全国でも珍しい2段の笠鉾。
笠鉾の上には神の依代が立つ!
笠鉾の笠は下を横幕で包み、上には神の依代(よりしろ=神霊が寄りつくもの・ご神体)が立っています。
これは各町で違い、ひょうたんと芭蕉、千成ひょうたん、猿三番叟(さるさんばそう)、太鼓に鶏・金の御幣・天鈿女命(あまのうずめのみこと)、素戔鳴尊(すさのおのみこと)、御幣・降魔神剣(こうましんけん)などがあります。
もともとは、江戸時代に須坂藩主堀家の御霊祭として始まったもの。
その後、経済力をつけた町民が、笠鉾や屋台をつくり祭りのかたちができあがりました。
現存する笠鉾の大部分は、須坂の製糸業が盛んだった明治期に製作されたものです。
笠鉾は、祇園祭で巡行する以外は「笠鉾会館ドリームホール」に屋台とともに保管展示されています。
3時間ほどかけてゆっくりと須坂を巡行してきた笠鉾は、再び笠鉾会館に収納されるのです。
7月21日8:30~11:30=笠鉾巡行(天王おろし)
芝宮神社出発
7月25日20:00~=須坂祇園祭天王あげ・灯籠行列
須坂祇園祭(笠鉾巡行)|須坂市 | |
開催日 | 毎年7月21日〜7月25日 |
開催時間 | 7月21日8:00〜、7月25日19:30〜 |
所在地 | 長野県須坂市須坂春木町1048 |
場所 | 墨坂神社芝宮周辺 |
関連HP | 笠鉾会館公式ホームページ |
電車・バスで | 長野電鉄須坂駅から徒歩7分 |
ドライブで | 上信越自動車道須坂長野東ICから約5km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 須坂市観光協会 TEL:026-215-2225 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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